“岩瀬牧場”の旧事務所(現在は歴史資料館)と満開の桜 歴史資料館から臨む牧場の庭園
庭園内の桜は樹齢120年とも言われる 1907年にオランダから贈られた記念の鐘
コンクリート製サイロとしては日本最古(オランダ製) 建物は牛舎 牧場へと続く並木道にも立派な桜が
近くにある“鳥見山公園”に寄ってみた 切り株に桜が迫る
東北新幹線が福島県を走り抜けていくエリアは “中通り” と言われ、ここの桜前線は北に位置する福島市から始まり郡山、白河へと南下していく。 普通の感覚とは逆さなのがおもしろい。 実は昨日 福島市内は強風が吹き荒れていた。満開だった桜の花びらもその殆んどが飛ばされてしまった。 鏡石町の桜はどうなっているのだろうと少し心配をしたが 郡山市より少し南にあるので開花は福島市より遅かった分花自体にも力が残っていて今が丁度見頃を迎えていた。 鏡石駅前から続く桜並木を楽しみながら歩いて行くと程なく岩瀬牧場に着いた。 この牧場には樹齢が120年に及ぶ桜の古木がある。 明治天皇がこの地の開墾について話をされた事が発端となって当初 “御料牧場” としてスタートされたのが1880年。 この時に植えられた桜が今でも残っていると聞いた。 おそらくこの桜だと思われる満開の写真を見てからはどうしても本物に会ってみたいと思っていた。 古木は花だけでなく幹にも目を奪われてしまう。 その太さと張り出した枝からは過ぎ去った長い年月を語り掛けてくるように感じられるところが堪らない。 この岩瀬牧場に来たかった理由は他にもあった。 小学生のころ耳にした(授業で歌ったかも)“まきばの朝” のモデルになった牧場と言う事である。この牧場からあの歌が生まれたんだなと思いながら歩いていたら忘れていた歌詞の断片が頭の中に蘇ってきたのは楽しかった。 ここでの締めくくりと言えばどうしても外せないものがある。 それは濃厚な味のソフトクリーム・・・勿論 期待通りであった。