訪れた日はまだ蕾が多かった ・・・ ・・・
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・・・ ここは郡山東部にある“花木団地”
ここは山を崩して整地した耕作地で今では5000本の花木が植えられています と話してくれたのは地元農家の人であった。 広さは25haあるそうで緩やかに波を打つ丘陵地の上では トウカイザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウやモクレン そしてウメやハナモモといった春の花々が一斉に咲きだし まさに桃源郷を造りだしているエリアであった。 この場所は福島県郡山市東部に広がる“花木団地”と名付けられている所である。 団地と言われると少し狭いようなイメージを持ってしまうが ここで栽培されている花木間の間隔は十分なゆとりが感じられた。 県が行った花木産地事業で丘陵地が開墾されたのが1970年。 今年で47年が経過し各農家では後継者問題に頭を悩ましていると話されていた。近くの福島市には観光地として有名になった花見山がある。 こちらは個人で花木を植え始めたのが1935年からと長く現在は3代目に引き継がれている。 広さは5haらしいが花木間の集密度が高い分より華やかに見える。 ここには写真家の秋山正太郎さんが足繁く通われていた。「福島に桃源郷あり」と言う言葉も残されたそうである。 今年の桜の開花は福島県では平年並みになっていた。 訪れた日はまだ蕾が多かったが緩やかに続く丘の上を歩きながら所々で出会う花々の種類の多さに春を満喫できた一日だった。 花の見頃を狙ってまた来たい。