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お腹すいたよ。

おいしいものが大好きで、、、気が付いたらこんなお腹になっちゃった。食べたい。でも痩せたい。そんな日記です。

最後の晩餐 伝説の鯛めし編

2006-03-06 02:15:05 | グルメダイエット

今治市と松山市とのちょうど中間当りに北条はある。

瀬戸内海に面した北条は、少し前に松山市に統合された小さな港町だ。

北条港の目と鼻の先に鹿島という島が浮かぶ。

小さな島で一人も住んでいない島。

この島には太田屋という鯛めしの店が在る。

実はこの店。

私が幼い頃のかすかな記憶を辿って探しつづけていたお店。

子供のころ、今はもういない親父に連れて行ってもらった四国旅行。

村上水軍の巡ったルートを水中翼船でめぐり、道後温泉で坊ちゃん湯に浸かる。

父「ここは坊ちゃんの主人公が浸かった湯じゃ。」

「そんな奴は存在しとらんのに浸かる訳がない」

夏目漱石の代表作「坊ちゃん」の名がつけられた道後温泉(本館)にいったときのこと。

「お前はほんとに夢がないのー。そういうことじゃいけん」

「おらんものはおらん。小説の中の人物じゃ」

小学校高学年のころ。

当時広島の有名進学塾に通う、こまっしゃくれた、いけ好かないがき。

「ほんなら入らんでええ!帰れ」

なぜかその日は意固地だった。

風呂も入らず、夕食も食べんと言い張って、悔しくて大泣きしていたように覚えている。

翌日、小さな港に連れて行かれ、そこから渡船に乗って沖合いの島に渡った。

目も合わさず、口も聞かず。

その島には宿舎のような施設があって、そこの大広間で鯛めしを出してもらった。

・・・

そこで食べた鯛めしがすんごいうまくてね。

死ぬまでにはもう一度食べて見たいんだよね。

その場所がどこにあるのか一緒に行った親戚も覚えてなくて、聞こうにももう親父もいない。

愛媛出身者に会うと必ず、そんな店を知らないかと挨拶代わりに聞いていた。

それはカシマ(加島)じゃないか。という人もいた。

ネットで調べても加島にはそんな店はない。

幻の店だったんじゃないかとさえ思っていた時期もあった。


先日来、今治に来ている。

こちらの出身で東京での仕事仲間が、丁度今日は今治にいるとの事。

飲みにいこうとの話になった。

ひとしきり今治グルメ(焼き鳥&叉焼たまご飯)について語ってたとき、鯛めしの話になった。

例の話をしてみると。。。

それは、ここから急行で一つ目の北条の鹿島だよ。

あそこの鯛めしうまいよね。

え、近くなの?

まだ在るの?

質問攻め。

是非行こう。

なんとしてでも行こう。

ネットで鹿島を調べてみると、覚えている建物の風景

はやる気持ちを抑え、お店に電話してみる。

残念なことにシーズンオフで鹿島の本店は閉めているとの事。

ショックを隠し切れない私に朗報が。。。

北条市内に姉妹店が在ると。

場所を聞き、今日、早速店に出かけたみることにしたのであった。

続く


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