JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
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【関東甲信越】安曇野ツアー9月

2022-09-17 | 関東甲信越地域ブロック
9月17日(土)〜18日(日)に長野県安曇野市で行われた「安曇野ツアー9月」の報告です。
7名の参加がありました。

参加者の声1

 樹恩の世話人をしている友人に誘ってもらい、9月の安曇野ツアーに参加させていただきました。
今回の作業は、ぼーのふぁーむ明科さんの天王原圃場にて、ワイン用葡萄の収穫のお手伝いです。

 スタッフの中村さんから摘み取り方を教わり、白ワイン用のシャルドネの収穫開始。
傷んだ実は取り除く必要があるため、見落とさないように注意しつつ、一房ずつ丁寧に扱うよう心掛けました。
葡萄畑の向かいには北アルプスの山々が広がっていて、作業しながら清々しい景色を楽しみました。

 翌日も朝から引き続きシャルドネの収穫です。
台風14号の接近で天候が心配されましたが、晴れ間もあり、予定通りお昼まで作業できました。
その後は美味しい昼食をいただきつつ、園主の池上さんから今後のぼーのふぁーむ明科の展望や、地域の農家さんのために取り組んでいきたい事など、色々なお話を伺いました。

 普段の生活では農家さんと接する機会がないので、とても貴重な体験ができました。
是非また、参加させていただきたいと思います。


参加者の声2

 以前、「ぶどうの丘 田畑の楽校」シャインマスカット収穫ボランティアに参加したことが一回あります。
今回はワイン用のブドウ収穫ボランティア。
同じ葡萄でも、用途が違うから収穫する際の気を付けることも違いました。

 晩腐病と黒カビに汚染された粒を取り除くのは共通事項でしたが、生食用ではないので見た目は気にせず収穫して良い事。
また、ぼーのふぁーむ明科天王原圃場オーナーの池上さんが「酸味のあるワインが好みだから、味を見て少し酸っぱくても大丈夫。
幹から3分岐目までの房は収穫し、それ以上のものは味をみて。」と仰る。
けれどその判別が難しい。
幹から分岐4つ目の枝についた房でも、私にとっては甘くほんのり酸味があって美味しいのです。
美味しい樹の葡萄は勿論 収穫カゴに入れました。

 生食用だったら絶対に取り除く虫が食べた跡のある実は、美味しい実だから付いたままで良いとのこと。
房に付いている枝もそのままワインの醸造工程へ持ち込まれると聞き、びっくり。
それもワインの風味に活きるのだとか。

 葡萄の樹によってどの房も張りのある大きな実がつくものもあれば、黒カビや晩腐病が多く小さい実しかない樹もあり、葡萄にも個体差があるのも面白い。
本当に台風が近づいているのかと思うほど安曇野の明科地区は快晴で、沢山の赤蜻蛉が飛び交う中、ラジオをBGMに無心で作業しました。

 2日目ランチタイムで伺ったオーナー池上さんと世話人の中村さんがされた“これからやりたいこと”トークが大変魅力的でした。
ワインにもストレスが掛かるという説があって、自然勾配を利用したストレスを掛けない製法があること。
明科地区の過疎問題、農家さんが山肌の耕作地を手放す原因になっているイノシシなどによる害獣問題を狩猟することでジビエ料理に合うワインで対策したい等々、多くの楽しいお話も聞けました。

 また、ボランティア参加者の方から海外では機械でブドウ収穫することが一般的なので、手摘みされたワインにはボトルラベルに“手摘み”と表記しているという豆知識を教えて頂きました。
てっきり何処のワイナリーでも手摘みだとばかり思っていました。
観光も出来てとても楽しいボランティア活動でした。


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