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【関西中国】「町並みと民家を訪ねる会」

2018-10-20 | 関西中国地域ブロック
10月20日(土)に大阪府大阪市で行われた「町並みと民家を訪ねる会」の報告です。
15名の参加がありました。


関西中国地域ブロック事務局より


 恒例「町並民家シリーズ」は重伝建地区の木の文化を中心に畿内の要処を25 ケ所(特別を含めると34 ケ所)を訪問してきました。
そこで、今回より趣向を変えて、特異な町造りや景観などが残っている町を尋ね、そのあり様を考えてみることにしました。
第一陣として、レトロで昭和を思わす古い町並みが残る「中崎駅周辺」を都市作りの権威大津先生を迎えて歩きました。
大阪梅田の最新ビル群にある商業地域と戦災を免れ戦後の古き時代の町並みが残る、隠れ家的雰囲気の小さなカフェ/食事処・雑貨/古着屋などが立ち並んでいる、こんな街を訪れてみました!

 開発が進んだ茶屋町は大型で最新のデザインを競う、見上げるような大きなビルの街並みと商業施設が続きます。
その中身は食事レストラン・高級装飾店など、又、新しい売り方や方法がみられ、本とカフェが一体化(蔦屋)や各種大学のサテライトキャンパスなどがあり、その事例を見て回りました。

 太い道路を横切ると、レトロで昭和を思わす古い町並みが出てきます。
古い民家がある中で、町屋を改造し一見何を売っているかわからないお店が続きます。
ビルの谷間に古き時代の建屋が残っており、人の温かさが感じられる、こんな町並みを見て回りました。

 中崎の町を一巡し、“Rakki”という スリランカ料理のお店で遅い昼食を済ませ、大津先生の近代化都市論を聴きました。
産業革命以降都市作りは、街があるがままに任せるのは問題で、計画的に機能作りをする様になったそうです。
しかし、ここ中崎町はどちらかと言うと、取り残された感が残る町で、土地が細分化された形で残っていたことが幸いしたようですが、これらが纏まると、たちまちマンションの町に変貌するであろうとのことです。

 梅田に近く鉄道とビルの間に囲まれた、レトロで昭和を思わす古い町並みが残り、これを若い人たちが小さなお店を開くことで、観光名所となりつつある事が良いことかどうか? ほんわかとした町手造りの町作りに期待したい! 阪急近辺の茶屋町が「おしゃれなお店」だとすれば、中崎は「ここにしかないお店」であるそうな!小さな雑多な店が多く、何を商い、開店しているのかも定かでないお店が多いのには驚いた。
そんな興味をひく町でもある。
ただ、参加したシニヤー連からすれば、茶屋町は疲れるが中崎は落ち着く!の意見が多かったようです。

 次回も3月に大津先生にお願いすることを約束してもらい、こんな町並みを探して集まることにしました。





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