風の谷 森林の楽校２０２２夏

6月11日(土)〜12日(日)に岐阜県揖斐川町で行われた「風の谷　森林の楽校」の報告です。
10名(内地元3名)の参加がありました。

参加者の声

　初日6月11日はあいにくの曇り空でスタートしました。
近くの民有林に移動し植樹用の苗を森に運び入れたところで雷がなり雨が降り始めたため、作業は中止。

　予定を変更して揖斐川歴史民俗資料館に移動しました。
ちょうど開催中だった増山たづ子里帰り展では徳山ダム建設によって水没した旧徳山村の自然や当時の人々の暮らしを写真を通して知ることができました。
その後近くの古民家宿「宿屋揖斐川」にお邪魔し、100年以上前から使われている木の持つぬくもりとエネルギーを感じながら、大和神社神主の保井さんから古いものや自然を大切にする日本文化のすばらしさとそれを継承することの大切さを伺いました。

　2日目は打って変わって晴天に恵まれ、雨上がりの森の中はさわやかな風が吹き抜けました。
まずは前日に運び入れた広葉樹の植林。
周りの木との間隔や陽当たりに注意してエノキ、ムクなど6種類を植えていきました。

　その後は、杉やヒノキの間伐。
プロの技を見せてもらいながら、1人一本をのこぎりで伐採し、小型のチェーンソーを体験。
チェーンソーはエンジンをかけるのにも一苦労しましたが、木を倒し終わった時はちょっとした達成感を味わえました。

　森の中だけでなく、最近は民家の近くにも鹿が出没し、玄関先にヒルが出ると地元の方から聞きました。
ダム建設の影響や獣害を目の当たりにして、人間と他の生き物の共存のために、何ができるかを考えさせられる二日間でした。