JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

ぶどうの丘 田畑の楽校2024A〜E

2024-04-20 | ぶどうの丘 田畑の楽校
山梨県山梨市で行われた「ぶどうの丘 田畑の楽校(はたけのがっこう)」の報告です。
のべ38名の参加がありました。

参加者の声1

 「ボランティアはしてもらうよりした方が幸せになる」

 私が今回伝えたいぶどうの丘ボランティア体験の感想である。

 なぜ私がこのように思ったかという話の前に
まずあなたはこんな話を知っているだろうか?

 「プレゼントはもらうよりあげた方が幸福度が高い」

 これは心理学でいわれている話である。

 あなたもお土産屋に行って自分のものを買うわけではないのに、なぜかワクワクしたことはないだろうか?
これは他人に何かしてあげると見返りがあると本能的にわかっているからではないか、と心理学では考えられている。
私たち人間は進化の過程で助け合いというものを他のどの動物よりも強力にすることで個々の弱さを補ってきたと言われている。
この助け合いという進化の一つとして、何かしてもらった時にお返しをしなかった祖先は見殺しにされてきた。
そうすることで、結果的にお返しをする祖先だけが生き残って私たちになったと考えられている。

 先ほどのプレゼントの話しに戻ると、プレゼントをもらう側になった時に「何かお返しをしないと」とモヤモヤした気持ちになったことはないだろうか?
つまりこの心理状態のことである。

 今回のぶどうの丘でもどうしても作業の手が空くという場面があったが、その時はなぜだか気まずい思いを感じて、自ら何か自分にできる別の作業はないかと率先して作業を見つけてきて作業をしているといった場面が見受けられた。
こういったたくさんの助け合いが行われたこともあってか、予定されていたぶどうの作業のほかにもじゃがいもの植え付けといったほかの作業まで行うことができた。
しかも、作業を終えた時、特に夕食で語りあっている時は、たくさんの助け合いがあったせいか、みんなの幸せそうな姿を見て感じとれた。

 幸せになっているのはボランティアされている側よりも、むしろボランティアしているメンバーの方だったと私は思う。

 「1+1は2ではなかった」

 今回もうひとつあなたにお伝えしたい私の感想だ。

 先ほどの助け合いにもつながる話だが、私たち人間は役割分担によってほかの動物を圧倒する地位を得たと言われている。
つまり、すべての作業を一人で行うではなく、それぞれ得意な分野だけに特化することでマイナス面を補って少ない労力でより多くの成果を出すことに成功したと言われている。

 今回のボランティアでもこういった場面があった。

 男性3人で作業する場面があったが、その際はあまり作業を分けることができずなかなか作業が進まなかった。
そのため、別行動していた女性メンバーの作業が先に終わってしまうということがあった。
しかし、その後女性メンバーも加わって8人全員で作業したときは背が高いメンバーがひたすら上げる作業など役割分担をすることでより早くより楽に作業することができた。
みんなで力を合わせて作業した時の心強さを強く感じた。
そんな瞬間だった。

 ぶどうの丘は例年人気でほぼ毎回定員となっていたが、今年は定員割れになっていると聞いている。

 幸福度が高まって参加人数が多いほどメリットがあるボランティア。
それに対していつもなら定員いっぱいで参加できないぶどうの丘が今年は定員割れで参加できるチャンスがある。

 もはや参加しない理由はない。

 これが私が言いたかった結論だ。


参加者の声2

 この時期としてはかなり暑い日で初日は終日快晴で畑からは雪の残る富士山がくっきり見える一日でした。
ただ朝晩は冷え込みがあり想定よりぶどうの育ちが遅く予定の房作りは見送ってぶどうの木の根元の草刈り、というより草抜きと風避けネット張りが今回の活動となりました。
地味な作業ですがクワの重さで根深い雑草を取るのは一苦労で農家さんのご苦労が感じられました。
また、ぶどうの幹の太さや意外に本数が少い幹からかなり長い枝が伸びていることに気付くことができました。

 二日目は一日目の作業の続きでとても広い澤登さんのほぼ全部の畑巡りもできました。
その後、野菜畑での苗の植え付けのお手伝いです。
さつまいもと聞いていたのですが、とうもろこしやきゅうりなど7~8種類近くも野菜を植えたので、これからの成長過程が見たくなりぶどうに加えて今後の参加の楽しみが増えました。


参加者の声3

 山梨に向かうために約2時間かけて電車に乗りました。
途中の高尾から塩山駅の電車の中から見た景色はとても綺麗で私はその景色をぼーっと見てうわ!ここに住みたいななんて思ったりして景色を見ながら色んな想像をしていました。

 塩山駅には集合時間よりも早く到着してしまいこの2日間のことを考えると緊張とワクワクでいっぱいでした。
農園へ向かうとぶどう畑がいっぱいですごく圧倒されました。
農作業が始まると皆さん経験者の方だったので少し失敗しても大丈夫!と声をかけてくれて気楽に楽しく作業が出来ました。
途中の休憩で見た景色は電車から見る景色よりも素敵で風も気持ちよく他の参加者の方も皆さん優しい方でとても充実した2日間を送ることが出来ました。


参加者の声4

 私は今回初めて田畑の学校に参加しました。
初めてということもあり、他の方よりも作業のスピードが遅かったのですが、初めてだから気にしなくていいよと優しく声をかけてくれて自分のペースで作業をすることができました。
作業中ものんびりとした雰囲気で、普段は関わることのない層の人と話すことができ面白い話がたくさん聞けました。

 今回私がやった作業は主にブドウの袋掛けでしたが、聞いたお話によると他にもやることがたくさんあるようなので、また田畑の学校にぜひ参加したいです。
今回はブドウを育てることの大変さや、面白さを知ることができました。
今回は学校の講義で参加しましたが、次回は自分の意思で参加したいと思います。
貴重な体験をさせてもらってありがとうございました。


参加者の声5

 ぶどうが好きで、どんなふうにぶどうが育っていくのか興味をもち参加しました。

 10時までに中央線塩山駅に集合は、東京から近く、場所、時間的にも参加しやすかったと思います。
当日は数人の参加者と、ぶどう農家のお手伝いをしました。

 主にぶどうの房に袋をかけるお手伝いでした。
初めての袋かけは袋の構造、根元をねじってかけるコツなどシンプルながらぶどう一つ一つが傷つかないように、病気にならないように、防御する目的を考えると手が抜けない仕事だなと感じました。

 どこまでも続くぶどうの丘での作業は富士山が見える丘陵地帯で、作業をしていて大変気持ちがよかったです。
小さなぶどうが秋には大きく育っていくことを考えると袋をかける腕の疲れを感じましたがやりがいがありました。

 初めての体験でしたが、農家の方の説明を聞き、一緒に参加された方からアドバイスを受けながら2日間があっという間に終わりました。
汗をかいた後に入る温泉は格別で、一日の疲れを癒すには最高でした。
山梨県という近さもあり、またぶどうが実り大きくなっていく姿を見に再訪したいと思いました。


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