文や写真のブログ

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頚椎症には逆さ吊りが効く

2017年08月19日 | 健康・病気

2014年5月21日急に首がこりだし、首の痛み、頭痛、めまい、吐き気、手足のしびれなどの症状が現れました。
近所の整形外科医院に行き、レントゲン検査などを受けると、頚椎管狭窄症(頚椎後縦靭帯骨化症)と診断され痛み止めの薬を処方されました。
根本的に治すつもりなら、神経を圧迫している頚椎管の内側を削って広げないといけない。
手術を受ける気があるなら労災の腕のいい整形外科医を紹介してあげると言われました。
手術は怖いので、近所のカイロプラクテック医院に行きました。
「気をつけ」の姿勢をさせられ正面と真横から写真を撮られました。
自分では真っ直ぐ垂直に立ったつもりだのに、正面から撮られた写真を見ると首が右に傾いており、その首の傾きを補正するため脊椎が曲がり、首から下の脊椎は私の思っていた以上にS字型に大きく変形していました。頚椎症の痛みも30年続いている腰痛も根本的にはこのS字型の変形が原因だと言われました。
真横から撮られた写真を見ると北京原人のように首が前に突き出しており、脊椎の軸より前にずれているので首に負担をかけて頚椎症の原因になっているとも言われました。
普通顔の重さは体重の10%位だと言われていますが、私の顔は大きいので体重の20%はあると思われるので、より首に負担が大きいのです。
このカイロプラクティック医院に治療のため通院しましたが、初めの1回、2回は痛みが少し取れましたが、その後は痛みは取れませんでした。
そこで自分で頚椎症を治すのは無理でも、少しでも痛みを和らげる方法を自分で見つけることにしました。
発病から現在まで5年近くの間に自分で試して効果のあった方法を述べたいと思います。
1、風呂につかり首を温め血行を良くします。それから夕食を食べます。(風呂の後で食べないと食欲が全く出ませんし吐き気が起こります)
2、
これらのことをやっても首がこって痛いときは、オムロンの低周波治療器かピップエレキバンかアンメルツヨコヨコを使います。(それでも痛ければ寝ています、立ってても座っていても20%の顔の重みが首に負担になるからです)
3、毎食後コシテクターかナボリンSを飲んでいます。
4、マッサージチェアーは腰痛のために使ってきましたが頚椎症にも効果はありそうです。
5、石原慎太郎氏が著作の中で書いてるように
Hanng  ups社の足首を固定し180度回転し頭が逆さ吊り状態にする健康器は頚椎症、腰痛には効果があります。(結局この装置が頚椎症には1番効果があったようです)
しかし人によっては脳内の血管が弱く、血管破裂の可能性もあり人には勧められませんが、確かに頚椎、脊椎が伸び、姿勢が良くなるので私の場合身長が2cm伸びて頚椎の痛みも腰痛もましになりました。(S字型に曲がった脊椎と前に飛び出た首が垂直に近く変化したのかもしれません。1日に頭を逆さ吊りにするのは1回1分30秒を10回から18回程やっています。
6、枕の高さを低くして夜は寝る。(私は高さを半分以下に変え、脊椎の延長上に頚椎があるようにしました)
7、昼間は1日に何度も堅い床の上に仰向けになる。(枕もせず仰向けになり、姿勢を正す)


腰痛の85%が原因不明です。残りの15%が脊椎管狭窄症と椎間板ヘルニアです。
脊椎管狭窄症の手術をしたのに腰痛が治らなかった人を知っています。(私より高齢な方です)

その人の腰痛の原因は85%の原因不明の中に含まれる患者だったから、手術をしても治らなかったかもしれません。
私と同じ年齢の知人が頚椎管狭窄症の手術を日本で数名しかいない名医にしてもらったのに、予後は悪いようです。(手術から3年たっても両手に杖をついて歩いているそうです)
頚椎症の原因は腰痛以上に原因不明が多い(90%位)と思われる(頚椎は脊椎より小さく短く細いため診断が難しい)ので、そもそも頚椎管狭窄症であるとの診断が間違っており、原因不明の患者に手術をしたので予後が悪いのかもしれませんし、狭窄症以外に原因があり狭窄症の手術は成功したのに痛いのかもしれません。(そんな気がする)
もちろんどちらの患者の診断は正しかったが、執刀医が手術に失敗した可能性もあります。
入院して痛い思いをして手術をしても治らない可能性があるなら、やらないほうが良いような気がしています。
頚椎症になって仕事も趣味も全て出来なくなりましたが、腰痛と同じで頚椎症で死ぬことはありません。
仕事も趣味も止め安静にしたうえで、自分なりに考えた痛みを和らげる7つの方法を実践した結果、現時点では時々首がこって少しの痛みがあるだけです。
吐き気や手足のしびれは無くなりました。ワインしか飲めなかったのに焼酎が飲めるようになりました。
ただし体調が良くなったと判断し、仕事や趣味のスポーツを始めれば、間違いなく最悪の症状に後戻りします。
私の場合、ゴルフの素振りを数回しても、20分以上パソコンをしても、最悪の症状に後戻りします。
ただし私は高齢者で、首の右への傾きも40年以上働いた職業病によると思うし、パラグライダーの離陸の失敗による首へのダメージもあるし、岩登りにおける転落の際の首へのダメージもあるし、最近あったバイク事故による首へのダメージもあるので他の人に比べると、最悪の症状に戻りやすい首ではある事は間違いない事実だと思います。

私の従弟は30歳くらいの時、頚椎管狭窄症の手術をして成功し治りました。
トライアスロン大会に参加しようと、トレーニングのため毎日4Km泳いでいたため急に頚椎管狭窄症になったそうです。
いかに水泳が頚椎に悪いかよく分かるし、年齢が若く短い期間で急に頚椎管狭窄症になった場合は、頚椎管狭窄症の手術も成功する確率が高いようです。
私が40歳のころ腰痛がひどいので、1駅離れた駅前の整形外科医院に行きました。
口は悪いが診断は正確だとの評判を聞いたからです。
レントゲンを撮り脊椎の写真を見て「あんたは重量挙げの国体選手か」と尋ねるので「登山が趣味で40kg以上の荷物を担いでいました」と答えると「そんな重い物を担いだから、骨と骨の間の軟骨がすり減り、骨と骨が直接当たって痛いのだ、80歳の爺さんと同じ位すり減ってる」と言われました。この先生の言葉から分かるように高齢になれば重いものを持たなくとも骨がすり減って痛くなるのです。
このことから高齢者は骨がすり減り、頚椎管狭窄症でなくとも骨と骨が直接当たって痛い人が多いと思います。
先生に治療法を尋ねると「治療法はない、ただ水泳をすれば痛みはましになる」と言われました。
その日から週に1度は800m泳ぐようにしていますが、頚椎症になってからは600m泳いでも首が痛くなり先週から500mしか泳いでいません。しかしながら泳ぎを止めると頚椎症の痛み以上に腰痛がひどくなるので水泳は止められません。(週に3回泳いでいます)
去年の5月に3回ぎっくり腰になりましたが、週3回500M泳ぐようになって10か月間1度もぎっくり腰にならなくなりました。

何十年もかけてすり減った骨を戻すことは出来ませんし、何十年もかけて曲がった骨を戻すことは出来ません。
だけども以前になった坐骨神経痛もそうでしたが、腰痛も頚椎症もどちらも血流を良くすれば、間違いなく痛みは
ましになります。
しかし痛みが完全になくなる事は、絶対にないように思います。
私の様な手術の怖い臆病者や執刀医を信用出来ない悲観論者は、常に痛みを抱えて生きてゆくしかないのです。
しかしながら臨終を迎える時、頚椎症の痛みがこの世への未練を減らしてくれて、安らかに死ねると思います。
死ねば間違いなく、頚椎症の痛みから解放されるからです。(自殺者の多くが病や心の痛みから開放されたくて死ぬ
のです)

キューブラーロスが書いた「死の瞬間」のなかで、快適な生活環境を持つ人の方が、苦しみながら死んでゆくとあります。
頚椎症や腰痛を持った人間が快適な生活をしているわけがありません。苦しまずに死んでゆくのです。
葛飾北斎は89歳で亡くなる時「あと10年生きたいが・・・・せめて後5年の命があったら、本当の絵師になれるのだが」とつぶやき息を引き取りました。
北斎は仕事であり趣味でもある絵を描く事を後10年生きて続けたいのに、今死ぬことにより出来ない事を嘆き悲しみながら死んでゆきました。
頚椎症の人間は死ぬだいぶ前に仕事も趣味も出来なくなって、すでに嘆き悲しむ時期は過ぎており、死ぬとき北斎ほどの大きな嘆き悲しみはなく、北斎よりは安らかに死ねると思います。
それに仕事も趣味も出来ない生活は、死人とあまり変わらないから、この世とあの世の環境の変化が少なく、安らかに死ねるのではないかと思っています。
生きるとは呼吸する事ではない、行動する事だ。(ルソー)
私は毎日ただ呼吸をしているだけで、行動出来ません。
ルソーに言わせれば私はすでに生きてはおらず死んでいるのです。

頚椎症発症から4年後の2018年の5月に別の整形外科医院に行き、頚椎と脊椎のレントゲン撮影をして改めて診断をしてもらいました。
先生はレントゲン写真を見ながら、ひどい変形性頚椎症で変形性腰椎症だと言われ手術は無駄だと言われました

私が現在の症状を言うと、先生はレントゲン写真の軟骨部分を指さしながら「本来あるべき症状100の内、5つの症状しか出ていない。本来ならよいよいだ」と言われました。
自己流のやり方で95%の症状を無くした様です。






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