6月24日サッカー日本代表は、1次リーグ突破を決めて消化試合の為、2軍選手を出場させたコロンビアに
4-1で完敗しました。
ギリシャ戦では相手選手が1人少ないのに日本は得点を入れられず0-0で引き分けました。
コートジボワール戦では先取点を取ると、ザッケロー二監督に教えられた攻撃サッカーを辞め、やったことのない守備サッカーをした為に2-1の逆転負けをしました。
日本のサッカーについて以前から「ゴール前までパスをつなぐ技術は、世界の一流チームとなんら変わらない。しかし確実にゴールを決めるストライカーがいないので決定力がなく得点を入れられないので二流チームだ」と言われ続けてきました。
釜本選手は国際Aマッチ76試合で75得点ゴールしました。
この記録はいまだに日本の男子サッカー選手の最多得点記録です。
釜本選手はメキシコオリンピック得点王であり、彼のゴールで日本は銅メダルを取りました。
釜本選手は1試合に1得点してますが、メッシが3試合に1得点、クローゼは2試合に1得点、ロナウドは3試合に2得点しています。
もし日本に釜本がいれば、コートジボワール戦は2-2で引き分け、ギリシャ戦は1-0で勝利し、コロンビア戦は4-2で負けていましたが、1勝1敗1引き分けで1次リーグを突破出来たかもしれません。
しかし釜本の様に、フリーキックでなく試合の流れの中で、50メートルの強烈なロングシュートを正確にゴール枠内に蹴れる選手は当分日本選手には現れないでしょう。
スイスもイギリスもオランダもスペインもベルギーもイタリアもフランスもドイツも白人国家です。
ところがどのナショナルチームにも数人の黒人がおり、アフリカ系黒人が大活躍しています。
オリンピックの陸上決勝100メートル決勝で、カナダ、アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、オランダなどと国の紹介がありますが全員黒人の事が多いようです。
サッカーにおけるアフリカ黒人選手を見ていると、大きく均整のとれた体と、たくましい筋肉での、しなやかで
素早い動きは草原を駆けるチータの様です。
チータに比べると日本選手は背は低く、手足は短く、
筋肉もなく、動きが鈍く、のろまな亀の様でした。
釜本がいない日本はヨーロッパ諸国を見習い、アフリカ系黒人を入れるべきでしょう。
高校駅伝マラソンでアフリカ系黒人留学生を多く入れた高校が優勝しています。
1998年ワールドカップはフランスが優勝しましたが、ジダンを含めて選手全員がアフリカ系移民の出身で、生粋のフランス人選手は一人もいませんでした。
日本も中南米系日本人とアフリカ系日本人ばかりのチームをつくれば優勝出来るかもしれません。
さて5月18日釜本は「コートジボワールとコロンビアは一人一人の力が強いから日本は負ける。ギリシャは勝てるかもしれない」と言いました。
5月のFIFAランキングでは日本47位、コートジボワール21位、ギリシャ10位、コロンビア5位でしたから当然の意見です。
日本の大相撲の幕内力士は42人、十両力士は28人です。
相撲に置き換えれば日本は十両力士、コートジボワールは幕内中堅力士、ギリシャは小結、コロンビアは
大関だと言えるでしょう。
日本が格上の彼らに勝つには余程の思い切った
捨て身の奇襲をかけない限り勝てないのです。
それがザッケローニ監督の一か八かの攻撃サッカーだったのです。
ところがマスコミは今回のサッカー日本代表は史上最強と報道し続けました。
選手はこの報道に舞い上がり、本田選手は優勝を目指すと言い、他の選手もベスト4を目指すと言ったりしハードルを上げ続けました。
ハードルを上げると、絶対に勝たなければならないという強い思いがプレッシャーになり動きが悪く、プレイに
キレがなくなるのです。(金メダル確実と言われ続けた浅田真央はプレッシャーから、いきなり転びました)
「日本はFIFAランキングを考えれば、当然3連敗する。
監督の考えた一か八かの攻撃サッカーをゲームの
最初から最後までやり通せば勝てるかもしれない」と
マスコミが報道していれば、選手が舞い上がる事もなく冷静に戦い全く違った結果になっていたでしょう。
しかしマスコミは大衆の好むような報道が、テレビの
視聴率を上げ、新聞、週刊誌が売れるから史上最強などと持ち上げ、試合前日まで選手のインタビューを繰り返しプレッシャーを与え続けたのです。
メキシコオリンピックにおいて今回と同じ様なマスコミの大騒ぎがあったなら、日本は絶対に銅メダルを取れなかったでしょう。
1次リーグ敗退の1番の原因は真実を伝えず、大衆が好むような報道をしたマスコミにあると考えています。
日露戦争において日本がロシアに勝ったのは、たまたま運が良かったと報道すべきなのに、日本の軍隊は強くて大国ロシアに勝ったので日本も大国になったと大衆が好むようなマスコミ報道により、軍部は舞い上がり
中国、アメリカと戦争を始めたのです。
いつの時代もマスコミ報道は、事実を伝えず大衆の好む報道をして、結局日本を「敗戦」という現実に追い込むのです。