前々回の『【第173回】真我カウンセラーとしての悩みと発見した事』
に続きます。
佐藤学長の開発された究極のカウンセリング手法である
『真我プロカウンセリング』。
カウンセラーはただ鏡となって、相談者の奥にある真我を鏡で返していく。
その方が、事実として、いかに愛に溢れ、感謝に溢れる素晴らしい方であるか。
その方が、事実として、いかに愛に囲まれているか。
その方の神性、完全完璧、無限の可能性を鏡となって返していく。
カウンセラーが相談者の上に立ってアドバイスするのではない。
その方の無限の可能性を、カウンセラーが鏡となって返していくことで、
相談者自身が、無限の可能性に気付き、
相談者自身が、自ら答えを出す。
究極の自立型カウンセリングです。
最近の佐藤学長の講話で、
『会話ではなく、聴話が大事です。聴話すると調和します。』
と仰っていましたが、
真我プロカウンセリングでは、
カウンセラーからは、相談者の話を聴く事が中心で、アドバイスを一切しません。
相談者が自らの問題を話し、自ら答えを出していく。
従来のカウンセラー側から相談者へのインプット型のカウンセリング
とは真逆の
相談者自身によるアウトプット型のカウンセリング。
これを、私は、私なりにもう10年ぐらい実践してきました。
そこそこ、できるようになってきたかなと感じる一方で、
どうしてもできないタイプの人たちがいるのです。
それは、私にとって『とても親しい人』です。
この人たちが、とても難しいのです。
その人たちの悩みを聞いていると、
どうしても、
『私が』
その人に良くなってもらいたい、悩みから抜け出してほしい、何とか助けてあげたいという気持ちになり、
その人の悩みが、私の悩みになってしまうのです。
カウンセラーが、相談者と同じ悩みの世界に入ってしまうと、
カウンセラーは、その方の神鏡とはなれません。
カウンセラーも一緒に苦しみ、
さらには相談者の不甲斐ない物の考え方に、イライラしてしまうのです。
また、カウンセラーが、相談者の神鏡に成りきっていくと、
先にカウンセラーの方の意識次元が上がってしまい、
相談者がこうすればこう解決するな、と正しいかどうかはともかくとして、
相談者には見えない世界が見えてしまう事も多くなってきます。
その時に、親しい人にはよかれと思って、こうした方がいいよ、とアドバイスしてしまうのです。
そうすると、カウンセラーが、相談者の見えている世界と全く違う世界を
相談者に押し付けてしまうので、
相談者の話と噛み合わず、
相談者はカウンセラーの言っている事が理解できないため、
相談者とカウンセラーの価値観がぶつかってしまい、
お互いイライラしてしまうのです。
そして、相談者は『私の言っている事を聞いてもらえない。わかってもらえない。』
カウンセラーも『私が貴方のために、こんな良い事を言っているのに、わかってもらえない。』
とお互いの、『わかってほしい』のぶつかり合いになってしまうのです。
さらには、
カウンセラーが、相談者の心情をわかろうとする姿勢を放棄し、
逆に私の気持ちをわかりなさいと、
カウンセラーが、相談者に自分の気持ちを押し付けてしまうのです。
こうなると真我カウンセリングは成立しなくなってしまいます。
ここが、今まで真我プロカウンセリングを実践していく中での私の課題でした。
そして、今、私なりの答えが見つかりつつあります。
それは、
『相談者の今見ている世界の奥にある満月を返していく。』
そして、
『相談者が、自分の満月に気づいた時に、カウンセラーから見えている世界よりはるかにレベルの高い答えを、相談者自身が出していく。』
そして、
『カウンセラーは、相談者の無限の神性を見させて頂き、相談者によってカウンセラーの意識次元が上がっていく。』
という感じです。
これを次回に、私なりに書きたいと思います。
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