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「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画」展@東京都美術館

2022年04月02日 | 散歩


今日は晴れ。今朝は東の空が霞みがかっていたが、青空が一面に広がっていた。4月に入ったにもかかわらず、未明に0℃を下回って10日ぶりに冬日となった。燦々と降り注ぐ日射しと裏腹に空気がきりっと冷たいが、目が覚めるように感じられる。外に出ると、風が清々しく感じられた。
今日は久しぶりに上野の東京都美術館に行くことにした。今年2月10日から明日までの会期で「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が開催されている。光の魔術師と称されたヨハネス・フェルメールの絵画はその繊細なタッチと光の技法で世界中の絵画ファンを魅了している。

今回の展示会ではフェルメールの作品である「窓辺で手紙を読む女」の修復した作品が展示されている。この作品は1979年に絵画に描かれた手紙を読んでいる女性の背後の壁にキューピッドの画中画が隠されていることが判明。長年、その絵はフェルメール自身が塗りつぶしたと考えられていたが、塗りつぶされたのはフェルメールの死後で、何者かにより、消されていたという調査結果が2019年に発表され、修復されたもの。所蔵館以外での公開は世界初ということもあって、これは是非見てみたいと行くことにした。
ちなみに美術館の入場は日時指定制となっている。当日券もあるが、朝早い時間に売り切れてしまうということもあり、インターネットから事前に予約・購入手続きをしておいた。入場時間が指定されているということもあって、この時間に間に合うように美術館に行く必要がある。

平日に出勤するよりは少し遅い時間に家を出て駅に向かう。近くの畑では霜が降りていて、今朝の寒さを物語っていた。日野駅から電車に乗って上野に向かう。上野公園改札を抜けると、正面には上野動物園正門が見えるが、既に上野公園はかなりの人出である。
先月27日にソメイヨシノの満開が発表されてから、今日で1週間になる。


上野公園の桜はだいぶ散ってしまっていたが、今が一番の見頃で、さくら通り上空に伸びた桜の枝にはサクラの花が淡いピンク色の花を付けていた。


さくら通りは混雑緩和等のため、カラーコーン等で中央分離帯を設け、右側通行とする通行規制を実施している。


サクラを楽しみながら、東京都美術館に向かった。


展示会は見応えのある作品ばかりが出展されていた。会場は地下1階と1階、2階に分かれており、地下1階には「レンブラントとオランダの肖像画」「複製版画」「レイデンの画家-ザクセン選帝侯たちが愛した作品」というコーナーが設けられて、作品が並んでいる。
1階は「窓辺で手紙を読む女」の調査と修復状況がビデオ等で紹介されており、その奥に修復された「窓辺で手紙を読む女」と修復前の原画に基づく複製画や作品が展示されていた。

2階には「オランダの静物画」「聖書の登場人物と市井の人々」というコーナーが設けられている。
展示されている作品は全部で約70点ほどであるが、全てを見るのに2時間以上かかった。もちろんそれぞれの作品はそれだけ見応えのあるものばかりだったが、一方で音声ガイドを手にした観覧者が作品の前からなかなか動かずに、前に進めないということもあって、会場を一巡するのに時間を要したことも大きな理由だ。これを解消しないことには気安く美術館に行こうという気にもならない。

美術館を出ると既に時計の針は昼を過ぎていた。
日中は上空に薄い雲が広がっていて、薄日が射している。昼間の最高気温は13℃で湿度が低く、南よりの風が吹いていた。日が射しているものの、空気がヒンヤリと涼しい。

2時間立ちっぱなしで作品に集中していたこともあって、かなり疲れた。お昼を食べた後、休憩するために美術館のカフェに入る。

( 今日のスイーツ(和風抹茶パフェ@cafe Art(カフェ アート)) )

お茶をした後は、上野公園を散歩して上野を後にした。
上野駅から山手線に乗って新橋に出ると、買い物と優勝を食べて帰宅の途につく。

日野駅に到着したのは夜8時である。駅を出て空を見上げると、暗い空に小さな雲がいくつか浮かんでいるのが見えた。


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