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鉄道150年

2022年09月21日 | 散歩


今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に厚い雲が一面に広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は16℃まで下がって、すっかり秋の空気である。外は湿度が高く、強い北よりの風が吹いていていた。未明まで降っていた雨で路面はしっとりと濡れていたが、雨は止んでいて、シメシメとした風が冷たく感じられる。遠くからドバトの鳴く声が聞こえているものの、辺りはシンと静まりかえっていて、静かな朝となった。
今日は行ってみたいところがあって、夏休消化も兼ねて1日休みとした。平日と同じ時間に起床してみたが、この時間に出かけると早すぎるので、今朝は自宅でゆっくりと過ごすことにして、髭を剃って顔を洗った。湯を沸かすと熱いコーヒーを淹れ、玄関のドアポストに投函された新聞を見ながらモーニングコーヒーを楽しんだ。

ところで今年は日本初の鉄道が新橋~横浜間に開業してから、150年を迎えるという節目の年である。これを記念して日本郵便から本日、特殊切手「鉄道150年」が発行される。ちなみに鉄道が開業したのは1872(明治5)年10月14日である。
この特殊切手の発行にあわせて、郵趣のための押印サービスが実施される。いわゆる風景印であるが、鉄道150年にあわせたデザインとなっている。郵便窓口での押印は特印(押印機)と特印(手押し)がある。

切手発行日の東京中央郵便局での押印は、東京中央郵便局窓口等では行わず、京橋郵便局内に東京中央郵便局の記念押印特設会場を開設して行う(郵便局名の表示は「東京中央」)とのことで、京橋郵便局に出かけることにした。記念押印特設会場は京橋郵便局5階にあった。


以前、中央築地郵便局の消印(風景印)をもらったときと同様、台紙となるものに62円以上の切手を貼る必要がある。自宅に今年の年賀葉書でもらったお年玉切手シートがあったので、この切手を使うことにした。台紙は以前、上野の国立科学博物館で買ったD51蒸気機関車のポストカードがあるので、これを使うことにした。


ちなみにポストカードは紙面が小さいので、切手を貼る場所に少し気を遣う。特印は切手に少しかかるように押印されるので、特印が押印される場所を想定して、その押印の絵の邪魔にならない場所に切手を貼る必要がある。
ポストカードの右手に特印(押印機)、左手に特印(手押し)を押印してもらった。ちなみに特印(押印機)の意匠は「C62蒸気機関車」、特印(手押し)の意匠は「1号蒸気機関車」となっている。


会場では特殊切手「鉄道150年」が販売されており、うっかり衝動買いをしてしまった。
押印を終えると、会場を後にする。この後の予定は特に決めていなかったが、せっかくなので、日本初の鉄道が開業した新橋駅に行ってみることにした。といっても向かった先は日本最初の鉄道ターミナル新橋停留所の駅舎の外観を再現した「旧新橋停車場」である。


ちなみにこの建物の2階には企画展示室を設けている。現在は企画展「鉄道開業150年記念 新橋停車場、開業!」を開催している。無料なのでちょっと見ていくことにした。


展示室を一巡すると、新橋駅から東海道線と根岸線を乗り継いで桜木町駅に出る。日中は雲が多いものの、上空には青空も広がった。昼間の最高気温は24℃で、北よりの風が吹いている。やや湿度が高めで、少し蒸すような陽気ではあるものの、風が涼しくて心地よく感じられた。
桜木町駅に着くと、「新南口(市役所口)」を抜けて駅の外に出た。この改札口は一昨年2020年6月27日に開業した。


この桜木町駅新南口の駅前広場の一角には平成26年に横浜観光コンベンション・ビューローが建設した「鉄道創業の地 記念碑」が建っている。


ちなみにこの記念碑には創業当時の横浜駅や出発時刻及び運賃表、碑文が刻まれている。
この桜木町駅こそ日本初の鉄道が開業したもう1つのターミナル駅「横浜駅」があったところであり、その跡に駅直結の駅ビル「CIAL桜木町」が設けられている。


この駅ビルの1階には旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)が設けられている。ギャラリーには鉄道記念物「110形蒸気機関車」と再現された創業時の客車が設置されている。


ちなみにこの鉄道記念物「110形蒸気機関車」は1871年にイギリスのヨークシャー・エンジン社で製造され、1872年の鉄道創業時に「10号機関車」として新橋~横浜間で使用され、後に「3号機関車」と呼ばれた機関車の一つである。


1923年に廃車になり、大宮工場に展示されていたが、1961年に鉄道記念物に指定され、翌1962年に青梅鉄道公園に移転。一昨年、ここに屋内展示となったもの。機関車は新橋方面を向いて、設置されていた。


機関車の側面には機関車の型式を示すプレートが貼られている。


その横には機関車が国鉄大宮工場で整備した年月が刻印されていた。


連結された客車はイギリスや明治期の資料を元に再現した鉄道創業時の中等客車で、前後にデッキを有している。車内は中央通路式で左右にロングシートを配置しており、定員は22人または24人とのこと。


機関車と客車の連結器の下には「鉄道記念物」を示すプレートが置かれている。


機関車の周囲にはいくつかの展示物もある。機関車の写真を撮っていると、交換レンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」を誤って落としてしまうという不幸な事故が発生した。レンズそのものは無事のようだったが、レンズキャップが壊れてしまった。レンズキャップそのものの構成は単純なので、部品さえ揃えば直すことは可能と思えたが、レンズキャップを構成している部品の内、バネが1つ無くしてしまった。
幸い、そのバネは後刻見つけたのだが、その場で無理矢理直そうとしたのが祟って、どこかに飛んでしまった。どうしようもないので、後日、レンズキャップを購入することにした。

気を取り直して、建物を出る。
桜木町駅の西側には2004年1月31日に廃止になった東急東横線桜木町駅と横浜駅の間の線路跡の一部が遊歩道になって残されている。


新しく掛け替えられた紅葉坂下にある「みなとみらい4号線架道橋」の先は高架の劣化や耐震性に問題があることなどが原因で、そのままになっている。


日が傾いてきて、少し風が涼しくなってきた。適当なところで切り上げることにして、桜木町駅から電車に乗って帰ることにした。この時間なら座って帰ることができる。
電車に乗って日野駅に向かう。日野駅に到着して駅を出ると、上空には雲が一面に広がっていて、青空の領域は見えなくなっていた。気温が下がって、半袖では肌寒いくらいの陽気である。シメシメとした北よりの風が冷たく感じられた。


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