今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、東の空に星が瞬いているのが見えた。地平線付近が朝焼けでほのかに赤く染まっていて、赤から藍色へのグラデーションが美しい。今朝の気温は6℃で、北よりの風が吹いている。空気がヒンヤリとしていて、風が冷たく感じられる。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。外に出ると、吐く息が白く見える。寝起きの頭を冷たい空気が包んで、眠気が吹き飛ぶように感じられた。まだコートを着る気にはなれないが、マスクをしていると、顔が暖かくて調子がいい。駅前は人がまばらで、駅のホームの照明が眩しく見えた。
日野駅から乗った電車は昨日に比べて少し混んでいた。電車が国立駅に到着する頃には、乗っていた車両のシートが全て埋まった。電車は途中、踏切安全確認の影響で、新宿駅に到着したのがいつもより少し遅れた。既に都心は明るくなっていて、西新宿の高層ビル群は朝日を浴びてオレンジ色に染まっている。職場に着いて、窓から西の方角を見渡すと、市街地の先に見える山地の稜線がくっきりと見えるものの、富士山だけが雲に包まれていた。
日中は西の空にちぎれたような雲が青空に散りばめたように浮かんでいるが、陽光が燦々と降り注いで穏やかな秋晴れの空模様となった。昼間の最高気温は22℃で、昼前から南よりの風が吹いてきた。湿度が低く、空気がヒンヤリと感じられる。風が冷たく感じられるものの、たっぷりと降り注ぐ日射しがポカポカと暖かくて過ごしやすい陽気となった。
昼過ぎに、携帯電話に先日修理に出した超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」が修理を終えて、オリンパスプラザで受け取る準備が出来たことを知らせるショートメールが届いた。できれば仕事の帰りに取りに行きたいところだが、営業時間中に仕事を終えられる気がしない。受取りは来週になりそうである。
それでも今日は早めに仕事を終えて帰るつもりでいたのだが、残念ながら帰るのは夜遅くになってしまった。来週の月曜日はテレワークの予定なので、業務端末をカバンに入れて、職場を出て外に出てみると、都庁舎のライトアップも消えている。
今日は夕食を食べて帰るつもりでいたが、新宿駅西口の店はどこも混んでいて、換気をしているとはいっても、中に入る気にはならなかった。そこで、コロナ禍前に行きたいと思っていた国分寺のラーメン屋に行くことにして、新宿から中央線快速電車に乗って帰宅の途についた。
国分寺駅に到着したところで、改札を抜けて駅北口に出た。急ぎ足でラーメン屋に行くと、既に店は閉店している。営業時間を見ると、自分が記憶していた営業時間よりも1時間早い閉店時間となっていた。仕方ないので、駅の方に向かって歩いて行く。すると目の前にから揚げ専門店「から好し 国分寺北口店」が見えてきた。
店内は比較的空いているようである。そこで、今日はこの店に入ることにした。
店内は入口から見て左手に厨房があり、その前に16席のカウンター席が直線上に配されている。カウンター席の手前3席は使用出来ないようになっていて、その上には検温器と消毒液が置かれていた。店員に検温と消毒を促されて消毒を済ませると、店の奥に進んだ。
カウンター卓は各席毎に仕切板が設けられている。卓上にはマヨネーズとゴマドレッシング、カットしたタクアンの入った壺の他、楊枝と紙ナプキンが置かれていて、メニューが載せられている。席に座ると、お冷やが出された。
お冷やを飲みながらメニューを見る。グランドメニューの他にラミネートされた期間限定メニューが置かれている。
表面にはハニーマスタード、裏面はヤンニョムチキンの各種メニューが掲載されている。
金曜日ということもあって、夕食を食べる前に1杯軽く飲みながら、から揚げをつまんでも良かったのだが、今日はクタクタにくたびれてしまったので、早く食事を済ませて家に帰りたいところである。そこで、さっそく料理を注文することにした。注文したのは「特盛りから揚げ定食」である。ライスは大盛無料となっているので、ライス大盛りで注文する。
料理を注文した後にお冷やを飲んでいると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。
メインの皿の上には千切りキャベツが盛られていて、キャベツの山にかぶせるように6切れにカットされた大きな鶏の大判揚げが敷かれている。鶏の大判揚げの脇にはから揚げが2個載せられていた。
鶏の大判揚げには「胡麻にんにくダレ」と「カットレモン」が添えられている。
最初に味噌汁を飲むことにした。味噌汁はワカメの味噌汁で刻みネギが浮かんでいる。
箸を取り、お椀を持ち上げて味噌汁を飲む。ワカメの味噌汁は、ダシの旨みが空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。ワカメが味噌汁にボリューム感を与えていて、フンワリとしたワカメの食感に刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
味噌汁を半分くらい飲んでしまうと、一旦お椀を置く。キャベツの千切りを先に食べようとしたのだが、鶏の大判揚げがちょっと邪魔なので、先に鶏の大判揚げを少し食べることにした。
鶏の大判揚げは最大長さ18cm、最大幅12cmほどの大きさがあり、厚さも2cmほどある。断面には脂身はほとんど無く、白っぽい肉質で、断面からは肉汁が滴っている。
添えられたカットレモンを搾り、まずは1切れ取って、そのままかぶりついた。サクサクとした食感の衣に包まれた鶏肉はジューシーで、旨味が濃くて美味しい。鶏肉は柔らかく、噛めば噛むほど肉汁が口の中に滴り落ちる。
鶏の大判揚げを食べながら、ご飯を食べることにした。大盛りにしたご飯は丼が大きいのか、それほどの盛りには見えないのは残念だが、米粒が艶々としていて、美味そうである。
大判揚げにかぶりつきながら、ご飯を食べる。大判揚げには何もつけていないが、鶏肉の旨味だけでご飯が進む。あっという間に大判揚げ1切れが無くなってしまった。
続いて鶏の唐揚げを食べることにした。鶏の唐揚げは添えられた「胡麻にんにくダレ」を浸けて食べることにした。
「胡麻にんにくダレ」にたっぷりと浸けた鶏の唐揚げにかぶりつく。特大の鶏の唐揚げは、サクサクとした食感の衣の中に鶏肉が詰まっている。鶏肉はジューシーな歯応えで、肉汁に「胡麻にんにくダレ」が絡み合って、とにかく美味い。胡麻の香ばしい風味にニンニクのコクが加わって、なかなかの食べ応えである。病み付きになりそうな味わいに、もう1個の鶏の唐揚げも「胡麻にんにくダレ」にたっぷりと浸けて口に運んだ。唐揚げを堪能した後、ご飯をかき込む。とにかく旨い。
ここで、キャベツの千切りを食べる。キャベツの千切りにはゴマドレッシングをたっぷりとかけて食べた。ザクザクとした歯応えのキャベツの千切りは。キャベツの甘みに胡麻の旨味がたっぷりと絡まって美味しい。
キャベツの千切りを片付けてしまうと、残った大判揚げを食べる。ご飯の上に大判揚げのカットを1枚載せると、もう残り僅かになってしまった「胡麻にんにくダレ」を掻き出すようにして載せて、大判揚げにかぶりついた。たっぷりの肉汁とタレが絡まって美味しい。
ご飯は3切れの大判揚げで無くなってしまった。残りの大判揚げはそのまま食べることにする。既にタレも無くなっているので、マヨネーズをかけて食べたのだが、それもまた美味しかった。マヨネーズの酸味が大判揚げをサッパリとしてくれる。夢中になって大判揚げを食べていると、やがて、皿が綺麗に空になった。最後に味噌汁を飲み干して完食。コップに残った冷水も飲み干すと立った。
伝票を持って店の入口近くにあるレジで代金を払って店を出る。大学通り商店街を歩いて国分寺駅に戻ると、改札に入って中央線下りホームに降りた。既にホームには電車が停まっていたので、電車に乗って日野駅に向かう。
日野駅に着いて改札を抜けると、甲州街道沿いに歩き始めた。上空には暗く澄んだ暗い空が広がっている。西の空には大きな半月が浮かんでいて、明るい光を放っている。月の近くにはいくつかの星が輝いているのが見えた。