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北川純のアートなお仕事

現在進行形作品の紹介から旧作品の制作裏話まで小出しにお話します。

『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その6

2013年08月13日 | 風船アート

「キンダーフィルムフェスティバル2013」が無事終了した。
毎年ここの設営はボランティアの人に手伝ってもらっている。
今年はなんと高校一年生の三人組だった。

なんでボランティアをやっているの? 映画とか好きなの?と尋ねたら
まず映画とか別に好きではない。ボランティアもやりたいわけではないが学校の決まりで夏休み中に何か一つやらなければいけない。国体イベントのボランティアをやろうと思ったが定員がいっぱいだった。・・・・とのこと。
これって本来の意味の‘ボランティア’の精神と別物になってない?
で、
私の仕事も最初はいやいややっていた(上記の理由で当然)。
私もやりづらいな~と困っていたのだがこれも私の試練と思い何とか彼らの機嫌をとりながら作業を進めた。
結局終わる頃には仲良くなった。
彼らも本来は気のいいヤツ達なのだ。

私のスキルも上がるな~。


『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その5

2013年08月09日 | 風船アート

ちょっといろいろあってすっかりご無沙汰してしまった。

ということで前から紹介していたイベントがはじまった。
子供映画祭の会場横の公園風景である。
家では大きすぎる中央ひまわりもここではジャストサイズである。

みなさん!
いくら昼時だからって言ったってランチカーばっかりに気を取られてないでたまには上を見上げてくださいな。

キンダーフィルムフェスティバル2013
8月7日~11日
http://www.kinder.co.jp/


『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その4

2013年07月15日 | 風船アート

おおきいひまわりの花の部分である。
いろいろ試行錯誤の結果これに決まった。

最近は試作品が家にたくさん氾濫しているのでその画像をアップすると必然的に我が家まで紹介することになってしまう。
まあこんなカンジのふるい民家である。
大きい作品を作る時は大変である。

ちなみに天井の赤いのは昨年制作した巨大エローズの花びらである。
作品の保管場所にはいつも悩まされる。
なんとかならないものか・・・

あっ 売れっ子になればいいじゃん!


『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その3

2013年07月07日 | 風船アート

これはなんの画像かおわかりであろうか。
まあわかる人はいないであろう。

これはひまわり中央の種の部分の円形である。
そうこれは巨大ひまわりになるのである。

‘その1’のイメージイラストを自分で見返してみた。
やはり造形に苦労した分イメージとはずいぶん違ったものになるなあと感じている。

展示されたとき面白いものになるのであろうか。

キンダーフィルムフェスティバル2013
8月7日~11日
http://www.kinder.co.jp/


『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その2

2013年07月06日 | 風船アート

ひまわり風船の試作品である。

毎回思うことであるが風船で造形しやすい花としにくい花がある。
そういう意味では今回のひまわりは難しい。

試行錯誤のうえこれに決定した。
さて量産!

キンダーフィルムフェスティバル2013
8月7日~11日
http://www.kinder.co.jp/


『ひまわり風船』 キンダーフィルムフェスティバル2013 その1

2013年06月24日 | 風船アート

今年もキンダーフィルムフェスティバルに風船作品を展示する。
この画像がイメージ図である。
現在一生懸命製作中!
去年は映画自体は見なかったので今年は子供達と一緒に映画を見ようかな。

キンダーフィルムフェスティバル2013
8月7日~11日
http://www.kinder.co.jp/


『風船バー』その1

2013年05月22日 | 風船アート

この作品の名前は「風船バー」
コメントを読んでもらえばわかるかもしれないがちょっと説明しておく。

缶ビールの空け口(プルトップ)にヘリウム入りの風船を結んでおく。
ビールが入っているときは重さで机の上に鎮座している。
飲むことによって重量が軽くなっていく。完全に飲みきると缶の重さより浮力の方が勝り缶ごと舞い上がっていくことになる。

飲みきる前に微妙に残しておくと浮力と重さが均等になり中空に漂うことになる。

天井まで上り詰めた缶風船はしばらくそこに滞在することになる。
しかし、そのままずっとそこにいるわけではない。
微量ながら風船内のヘリウムは抜けていき翌日には缶の重量と浮力が均一になるときがくる。
そこではじめてゆっくりとゆっくりと空中を漂いながら下降をはじめるのである。

また長い時間をかけて地面に着陸する。缶が倒れることはまず無い。あたかもパラシュート操縦者の着地のようである。

この一連のパフォーマンスが「風船バー」である。

この画像はかれこれ10年前でものであろうか。
なぜ今更これを詳細に語るのか?

来月、何年かぶりにこれを再演することになりそうである。
しかも、同じ場所で。
イベントの詳細は次回に譲りたい。


『小田原お堀端商店街 風船アート 2013春』その1

2013年02月11日 | 風船アート

今春のイメージスケッチである。
もう何回目になるだろうか。
毎回、新しい趣向で、と依頼されているのでこちらも大変である。

先日、久しぶり会う関係者の人と話した。
彼曰く「北川さんさ~、最近の風船アート、ごちゃごちゃし過ぎてない?最初みたいにもっとシンプルなのでいいんじゃない?」
私は「いや~、でも担当者から今回も新作でよろしくって言われてるんですよ」
彼「そんなの見る人は覚えてないよ~、初めのほうの繰り返したってわかりゃしないよ。」
私「それなら、こっちも楽なんですがね~」という会話がなされた。
まったく無責任なことを言うものである・・・がそれも一理ある。

というわけで今回はこれで行く。
初心に返り極めてシンプルであり、小田原では初展示になる。
言われるんじゃなくて、前回と同じでは私がイヤなのである。
しかし人から見たら大差が無いのであろう、どうせ覚えていないらしいし・・。

まあ私としては見た人が幸せな気分になってくれればそれでいい。

その2に続く

小田原お堀端商店街HP
http://www.ohoribata.jp/


『風船サンバ撤去への道』,その14

2013年02月03日 | 風船アート

長々と連載した『風船サンバ撤去への道』もこれでラストとする。

この件以来、知り合いに会うたびに色々心配されたり、ひやかされたりした。
その際話すエピソードには事欠くことなく、それだけでも十分元は取れたのではないだろうか。
そのなかでももっとも安定した笑いを取れる小話を紹介しよう。

フェイスブックにあったコメントである。
『‘風船サンバ’のことはヤフーニュースで知りました。
記事と写真を見たときは「こんなことぐらいで撤去しなくてもいいのに」と思いましたが
この作者のホームページを見たらあきれてしまいました。“こりゃダメだわ”』・・・・・とある。

最高の賛辞である。

最後に誰かが作ってくれたシャレた映像を見て終わりにしてほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=Of4yuh_71Xk&NR=1&feature=endscreen


『風船サンバ撤去への道』,その13

2013年02月02日 | 風船アート

ここで特筆すべきことがある。

 撤去も終わり空虚な気持ちで帰宅した際、意外な方からメールが届いていた。
今回の騒動ではいろんな批判があった。サンバに関するものでは「サンバを知らないくせに作品を作るな」とか
「サンバをお尻と胸としか認識していない人に関わってほしくありません」とか・・・
確かに私はサンバのことを良く知らないし、お尻とおっぱいとしか思っていない。
こう言われるとなるほど認識不足かと思い当たる節が無いでもない。

そんな時私の元に届いたメッセージである。
メールの主は300名のサンバダンサー集団の団長さんで、本物のサンバ関係者からの連絡は初めてだった。
浅草サンバにも出場する実力派で今回も参加する予定になっているらしい。

文を引用させていただく
「私は本物のサンバを追求する身として、北川様の作品が否定されてしまったら、私たちの出番は歓待されないのではと思っています。
私たちは生身の体、胸、尻を見せます。サンバはフィジカルな肉体芸術であり、肉体の発する音楽なのです。その前の段階でエロチックなアートはダメということでしたら、私たちの生身の表現はどうなるのでしょう?」

 このメールには震えた。
私の作品は間違っていなかったのだと確信できた。