バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

12月31日(土)

2005年12月31日 14時38分04秒 | 日々のわんこ

今日はジル一家が来てくれた。ジル家がいらっしゃるとホッとする。ご夫妻もジル君もみんなホンワカしている。ジルは嬉しそうにみんなの輪に入った。
絡んでいる子達の周りにいて「僕も入れてよぉ~」といっしょに遊ぼうとするが、兄弟で遊んでいるため「えっ!何?」と言われてしまう。遊んで欲しいから一生懸命アピールする姿がかわいい~。彼は必死なのだ。
しかし伝わらない・・・サンノスケとも遊ぼうとするのだが、攻撃的なガウガウという表現をしてしまい、サンノスケも周りにいた人間も〝攻撃的〟と思ってしまい、「No!」と何度言ってしまった。ジルは、Noという言葉がいけないと注意されていることがわかるからすぐ離れるが、「遊びたいだけなんだよぉ~」と言っているように「わんわん」と吠えて伝えていた。表現方法が下手なだけの彼にサンは、表現方法を必死に教えているが、怒られていると思ったのか?この写真の後に腹を出した。しかし、サンは「違うんだけど・・・」という顔をしていた。
たくさんの子と遊ぶことで表現の仕方はわかっていくと思うので、これに懲りず何度もエリン舎に来て下さいねぇ~

12月30日(金)

2005年12月30日 23時07分34秒 | 日々のわんこ

いよいよ明日で今年も終わり~。1年、早いようでいろいろあった。
前々日まで元気だったブルースが、突然5月15日に虹の橋へ渡ってしまった。原因は体内熱中症というわけのわからない病名だった。弊社では、子孫を残していく限り、遺伝のことを考え病気の記録、死亡の追及をしているが、体内熱中症に対しては納得がいっていない。いろいろ追求すると疑問点ばかり出てしまう。

原因のわからない心臓病で「いつあの世に行ってもおかしくない。」と言われているOBは、前立腺肥大から敗血症を起こし、死の淵を彷徨ったが、運良くお陰様で命拾いをした。この入院で奇跡的に回復していた歩行は奪われてしまったが、元気に前足で生活をしている。

春の出産には元気だったモイラが、以前悪かった耳血種から鼓膜がなくなり、三半規管に異常をきたした。

どんな状態になってもよいから長生きして欲しいと思うのは、人間の勝手かもしれないと思うが、来年は誰も虹の橋へ渡らない年にしたいと思う。
そのためにはできる限りのことはしてあげたいと思う。

12月29日(木)

2005年12月29日 23時06分55秒 | 日々のわんこ

いつも上手な楽しいメールを送ってくれる方の才能には感心する。
まいらちゃん宅もいつもおもしろい~

今日、まいらちゃん宅から下記のメールが届いた♪

『こんにちは~♪ まいらです~~♪

☆2005 まいら家 ベストヒット☆
       まいらを叱る時のバックグラウンドミュージック~♪♪

まいら ヒィィィーーっ!
まいら フゥゥゥーーーっ!
まいら ヘエエエーーーーっ!
まいら ホッホぉぉぉーーーっ!!!
       (最後にまいらが笑ってるのが ビミョウ・・・・・。)

ことしも1年、本当にお世話になり、ありがとうございましたぁーーっ!!
来年もよろしく、お世話くださいませぇ~~(*^^*)
皆様、お体を大切に良いお年をお迎えくださいね~~♪』

思わずおもしろさサイトを送ったが、なぜかメールデイモンさんが戻ってきた。
http://e9696.com/MON/01_TOP/MONJIRO-TOP.html
なぜ?

12月28日(水)

2005年12月28日 23時08分33秒 | 日々のわんこ


今日は珍しく女の子たちがけんかをした。
ナナが出るのをいやがって部屋から出た途端、エステルが飛び掛ってきた。
「No!」と言っただけで離れたのにモイラが飛び掛った。
モイラが飛び掛るとエリが加わり、エステルも加戦した。1対1の時は手出しをあまりしないサンが仲裁に入った。
こうなると押さえるのには、水をかけるしかない。
サンは私が手出しすることに気がつくとすぐ離れた。モイラも逃げた。しかし若いエリ、エステル、ナナは三つ巴になっている。
寒い中、思い切り水をかけて収まった。
原因は、見学に来た女の子が泣いたことだ。ワァワァ~と声を上げて泣いた。
そのすぐ彼らを外に出した。
泣き声に不安が広がったのを気がつかなかった。
情けないブリーダーである。

12月27日(火)

2005年12月27日 23時36分12秒 | 日々のわんこ

モイラの耳掃除をした。毎日行ってすいぶんきれいになり、耳の穴も大きくなってきたが、なかなか頭の傾きが治らない。まだ鼓膜の再生が進んでいないのだろう。
OBとモイラのケアに追われて、他の子のケアがお座なりになっていると思い、今日は全員にハニークリームを塗った。
今までの商品でAZ-Xとハニークリーム、天彌サラサはすばらしいと思う。
AZ-Xは、○○ブリーズと同じ使い方ができるが、全て自然な物でできているので、食べ物にかかっても問題ない。飲み水に入れると腸の善玉菌が増え彼らを元気にする。その善玉菌を多く育てるのが、天彌サラサ。腸の弱い子は、腸の善玉菌のバランスが悪い時がある。善玉菌を育てるためには、育てる環境を作ることが大切、そこに最適な物は天彌サラサになる。腸を整えるとアレルギーも緩解するときが多い。ハニークリームは乾燥しがちな肉球を保護する。とても柔らかくし、ヒビワレを防ぐ。それも舐めても大丈夫な自然素材で作られている。
彼らは必死で舐めていた。外に出てから舐めてよぉ~
これもお金かかっているんだよぉ~


12月26日(月)

2005年12月26日 20時40分54秒 | 日々のわんこ

今日もプールへ行った。なぜ連れて行くのか?とよく聞かれる。
股関節形成不全の子を持った飼い主さんの体験を少しでもしたかったし、今回の子は、後天的股関節形成不全と言われているので、治せるものなら最大限の努力をし治したいと思った。しかし、まわりにかなり迷惑をかけているのもわかっている。受験のために通っている塾の送り迎えを頼んだり、残っているわんこの世話を頼んだり、食事を作りおきしたりと大変だった。1部しかお手伝いしていないのにこの大変さだ。本当に股関節形成不全の子は出してはいけないと思う。
どんなに血統を調べてもどんなに飼い主さんが気をつけて育てても10%も出てしまう股関節形成不全。
股関節形成不全が出ても完璧にフォローできる施設が欲しいと思った。
1階は、プールや水中運動機械。トリミング台、ペットバスなどを置き、2階には、室内ドックラン、宿泊施設など。コパンの渡辺さんに伝えたらあっさり「NO!」と言われた。コパンが運営できるのは、渡辺さんが他の仕事をしているからであって、他の地区には作っても採算は合わないと言う。実現させるには、かなりの時間と費用がかかる。それでも股関節の子が楽に生きれるためにはやりたいと思う。

12月25日(日)

2005年12月25日 20時40分22秒 | 日々のわんこ


楽しいイベントは、終わってしまった。
いよいよ年末だ・・・来年は戌年♪ワンコが主役の年だ~!

はっ!年賀状用の写真をまだ撮っていない・・・
今日まで年賀状を出せば、元旦到着するし、抽選でプレゼントももらえるらしい。

かわいい写真で新年を飾る!と意気込んでカメラを構えてみたものの猛ダッシュする彼ら、勢いよく飛び跳ねる奴ら、じゃれあう子犬たちで、撮れた写真はトホホ…ブレ写真ばかり・・・
その中でこの1枚!イチローがかわいい~傑作♪すばらしい~と自画自賛したが、ふわふわと風船のように膨らんでいる白い物は、実は、自分のお腹・・・・

こんなことで間に合うのか?年賀状ー!!
もっと早く撮り貯めしておけばよかったよ~(泣)と叫んでいると青島が「締切日にならないとやらないよねぇ~」とスラッと言った。(グサッ)

皆様年賀状が遅れたら私メのせいです・・・あしからず・・・

12月24日(土)

2005年12月24日 23時37分53秒 | 日々のわんこ

今日はお泊まり頂いた方たちといっしょに朝食を食べたり、わんこたちを洗ったりした。イベントの次の日も皆様に会えて嬉しいなぁ~と思う。
ちょうど土曜日なので、農協の朝市は残念ながらやっていない。
全国に有名な〝苺の雫〟は、朝7時から並んでいる方たちがいて、8時に行った時は、長い行列ができていて並んでも買えそうになかった。
おいしいお蕎麦屋さんは、1時間待ちであきらめた。
せっかく来ていただいたのだから何かと思ったが、何もできなかった。
ごめんなさい<(_ _)>

 日本航空にお勤めのAさんご家族も泊まって、次の日に寄って頂いた。優秀なお子様でおふたりとも大学の付属小学校に通っておられる。ご家族全員が笑顔がすてきでコミュニケーションがとても上手で、誰でもすぐAさんご家族のファンになる。昨年の12月23日は、まだ冬休みに入っていずいらっしゃらなかったが、多くの人に「Aさん宅は?」と聞かれた。
 馳さんご夫妻は、昨夜、何時間も東名に縛られ大変な思いで来てくださったのにすぐに色々な人と気さくに話をしてくださった。誰もが馳さんの気さくさや気取りのないところ、正直に何でも話してくれることに驚いていた。
ワルテルをじっくり触って見せていただいたが、とてもバランスよく優秀に成長していた。あと1年もすればもっと幅も出てどっしりとしたわんこになると思う。肘・股関節の検査が通ったら父親になっても良いのではないかと思う。
 キャンピングカーで来られたNさんご家族は、ご夫婦だけが朝食を摂り、子供たちはパンですますと言う。「私たちふたりがおいしいものを食べればいいのよぉ~。寝ている方が悪いのよ。ねぇお父さん!」と仲の良いご夫妻だ。家族は、どうしても子供中心になりがちなのにご夫婦がやりたいようにやり、子供たちが必死について行く姿にいつも笑ってしまう。
 いつも早く来て積極的に手伝ってくださるSさんご一家もどなたに対しても気軽に声を掛け、ムードメーカーになってくださる。「毎回皆勤賞で来ますよぉ~」とおっしゃっていただいて、いつも大変な仕事ばかりをやっていただいている。お子様は小さい子供たちをまとめるリーダーとなり、今回も探検隊の隊長をやってくれた。小さい子供が来て大変と言われる集まりに1度もならないのは、Sさんご家族がいるからだと思う。
昨夜最後に来たOさん一家は、静岡県内にも関わらず6時間もかかったらしい。おふたりで大変可愛がって会話しながら暮らしているため「フニュフニュ~、カカウ、カンキュー、モニュー、キューテンチャ」とよくわからない言葉をよくしゃべるバーニーズになった。教えればきちんと発音できるようになるのではないか?と思っている。歩き方が変だったので早めに静岡県で有名な渡辺動物病院で股関節を見てもらったが、異常はなかった。別の所でも股関節の異常はないと言われたが、体の柔らかい子なので、骨がしっかりするまで体重を減らしていくように指導され、現在ダイエット中。体重が減って骨がしっかりしたらどんどん乗せても良いという指導を受けた。グランちゃんといっしょにプールに通っている。
わんこのために新車にしてきたIさんご家族は、パパがサッカーのコーチをして、お子様2人ともサッカーの練習が午後からあるため急いで帰られたが、パパが大黒柱でしっかりと何でも見極め、家族をまとめている姿に細木数子さんの言う理想の家族ではないか?いつも感心している。
いつも笑顔を絶やさないご夫婦のIさんご一家には、かわいい双子の息子さんがいる。Nさんご一家も双子の娘さんがいる。息子さんたちは、ペアルックでビッシッと決めているし、パパもママもいつもお洒落で雑誌から出てきたようなご家族で、素敵だ。Nさんママが「もうあの年になると同じ物を着せようと思っても着てくれないのよねぇ~」と嘆いていた。きれいにトリミングしてあったが、何かをしてあげたいと思いスバル君を洗う話をしたら、27日に予約してあるという。バーニーズのトリミング方法を知らない方が多いが、スバル君のトリマーはきちんとわかっていると思った。高いお金を払うならバーニーズのトリミングを知っている人に依頼しないと損と思うのは、主婦だからかー
桜ちゃん宅のママは、パパが仕事で来ることができなかったためひとりで遠い距離を運転して、お子様と桃ちゃんも連れて来てくださった。裁判の話で昨夜は盛り上がったが、暗い話になるような内容なのにとても明るく大変なことも大変と感じさせないので、大笑いが続いていた。

今日もありがとうございました。
また懲りずにいらしてくださいませ。

12月23日(金)

2005年12月23日 23時37分21秒 | 日々のわんこ

浜松西インターの先、三ケ日から雪の為、東名が閉鎖になって、多くの方が浜松インターを過ぎ、浜松西インターまでのたった10kmの間に止まったままになっていると連絡が入った。トラックの運転手たちが東名が開通するまで、路肩に止まり堂々とそこで眠っているからトラックの後ろについた人は、開通するまで足止めを食らってしまう。止まって2時間、3時間はざらだった。こちらからお鍋を持って東名でエリン舎集まりをした方が、良いかもしれないという話が出るほどほとんどの方が、東名にいた。ETCの早朝割引を考えて来た方たちは、難を逃れたが、エリン舎の準備手伝いを長距離運転してきたにも関わらずしなければならなかったので、どちらにしても難が降りかかっているのかもしれない。
毎回、集まりが行われる1ヶ月前までは、はりきって掃除、準備と思い計画を立てているのだが、日常茶飯が優先され、計画の紙は貼ってあるだけとなり、いらしていただく方たちに大変ご迷惑をおかけしている。来年こそ、早目の準備を心がけ計画を死守しようと思う。
早めに集まっていただいた方たちは、気持ちよく積極的に手伝ってくださり、いっしょにいてとても楽しい~。時々〝うちの子自慢〟のお話を聞くと「そうでしょ。そうでしょ。すばらしいのよぉ~さすが○○ちゃん」と言いながらまるで自分たちが褒められたように錯覚し嬉しくなる。
掃除をしてくださったり、材料を切ってくださったり、テーブルを作ってくださったりしているうちに何時間も足止めを食らった方たちが、1組、2組と到着し始めた。何となく料理の準備ができると勝手に食べ始めていただけるのも気を使わなくてとてもいいと思っている。初めて会う方たちもいるのに何となくおしゃべりが始まる。おひとりおひとりがお互いを暖かく思いやっていただけるからと感謝している。子供たちもお互いにすぐ名前を覚え、子供たちだけの世界を作って遊び始める。昨年の冬は「あるある探検隊」をみんなでしていたが、今年は寒い外で氷のような顔や手になって本当の「探検」をしていた。
私達は、お連れ頂いたわんこ1頭、1頭を隅々まで観察させていただく。そろそろウエストを作る時期の子。もう少し体重を増やしても良い子。股関節、肘の状態を観察させていただく。
どの子も深い愛情に満たされた目をしていた。その目を見ると涙が出そうに嬉しくなる。「幸せでいいねぇ~」と頭を撫でるとどの子も「そうだよ」と答えるようにブンブン勢いよくシッポを振り回した。
皆様に出会えたことを心から感謝しています。ありがとうございます。
またいつでもいらしてください。よろしくお願い申し上げます。

12月22日(木)

2005年12月22日 23時36分40秒 | 日々のわんこ
のちのち
準備しなくちゃ~朝から頭の中は、大慌て・・・明日いらっしゃる方の名簿、名札、ああ掃除だ!掃除だ!バタバタしている時に限って、宅配便が何度も届く。
「今日は忙しそうだねぇ~」といつも部屋の中まで入ってきて重い荷物を回収して配達してくれる方に言われて、「のんびり言わないで、掃除手伝ってよぉ~」と言ったら「今のままで良いじゃない?見栄はってもしょうがないよぉ~」と言われ、そうだなぁ~と思い、掃除をやめた。明日いらっしゃる方は、素顔のエリン舎をご覧になることができます。

12月21日(水)

2005年12月21日 23時36分02秒 | 日々のわんこ

今日も青島と岩倉は、朝の3時に麻布大学に出かけた。連日の遠出で一体何百キロ走っているのだろうか?明後日はクリスマスイベントなのにほとんど寝ずに走り回っている。倒れるのではないかと気が気ではない。が!心配ばかりしていていてもしょうがない、なぜならイベントの準備がまだ全然出来ていないのだ。(T_T)わんこ達も綺麗に仕上げなければっならない!今日は朝から風がなく暖かい、こんな日はワンコ達のお洗濯にはピッタリだ。暗くなる前に終わらせるつもりだったがあと4頭というところで日が沈み終了のゴング。カンカン!!ストーブの前で温まりながらしばし休憩・・・。ふと、こんな事を思い出した。以前青島にこんな事を聞いた事がある。『なんで青島と岩倉がプールに連れて行ってるんですか?自分の子供が病気だったら仕事何とかしてでも連れて行くんじゃないでしょうか?』すると青島は『だってみんなうちの子だからだよ』とさらりと言った。確かにそうだと思ってしまった。何年も付き合っているが、青島は不思議な存在だ。なかなかそんな事さらりとは言えない。きっと前世は偉いお坊さんだったに違いない。ありがたや・ありがたや・・・。はっ!!と手を合わせている自分に気づく・・・いかん!こんなことをしている場合じゃない。まだまだやる事が山盛りだ。ガンガン作業をこなさなければぁ~~~!!。


12月20日(火)

2005年12月20日 23時01分51秒 | 日々のわんこ

青島と岩倉は今日も名古屋のプールに行った。
連日の寒さで昨日は名古屋が大雪だったため天気を心配していたが、今日は比較的暖かかった。きっと道路は大丈夫だろう。静岡はめったに雪が降らないがとにかく風が強く冷たい。冬は冬眠したいくらい寒いのが嫌いな私を、今日も浜名湖からの冷たい風が容赦なく襲う。ヒーヒーいって作業している私の周りでみんなが元気に走り回っている。今日も庭の草刈り後の草木を熊手でかき集めていると、一箇所に集めた枝をやいこたちがそこらじゅうに運んでいってくれた。きっと手伝っているつもりなんだろう。苦笑いしながら作業した。

12月19日(月)

2005年12月19日 21時14分57秒 | 日々のわんこ
のち時々
平成15年秋から裁判が行われた桜ちゃん宅の桃ちゃんの医療ミスによる最終裁判は終わった。審議の結果は3月に出ると言う。
100万円で『和解』という話も何度も出たと言う。損害賠償という裁判の名前になっているが、桜ちゃんのお宅では金額ではないと言う。
1度も謝罪に来ていないN病院当時の院長が謝りに来てくれれば、裁判にせず終わったと思うのに「自分は関係ない。全て副院長が起こしたことで知らない。」と言っている。有名な病院は今もかかる人が多く、今後桃ちゃんと同じことをされる子が出る可能性は多々あると思ったし、そうなったら許せないと思い、必死に戦ってきたと言う。
陳述書は単行本1冊になるほど厚くなり、いやがらせも多くあり、疲れたという。
桜ちゃん宅が訴えたことで、同じ病院で医療ミスと思われる人が裁判を起こした。
やはり院長は関係ないと言っているという。
3月に結審が出るが、たぶん勝てるだろうと思っているが、最後まで出てこなかった院長に対して、責任を負わせる必要があると考え、その病院で原因がわからず死んでいる子達の飼い主が集まり、『被害者の会』が発足されることになった。結審が行われる3月には、新聞で取り上げて、獣医師の医療に対しての記事が載る予定になっている。
動物の命も人間の命に近いくらい慎重に扱われる日は近いかもしれないが、そのきっかけを作る人は、多くの犠牲を払っているとしみじみ思った。
被害者の会を知りたい方は、エリン舎HP『お問合せ』からメールをいただければお知らせをしている。
桜ちゃんママは、『吉本出身ですか?』と言われるほど、どんなことがあっても明るい。本当にすごい人だと思う。

12月18日(日)

2005年12月18日 20時58分26秒 | 日々のわんこ
時々時々
東京インターを見にビックサイトへ行った。以前は弊社の子が出たり、出身者が出場したりして贔屓目にショーを観戦いたが、今回は、これからエリン舎と血縁関係を結ぶかもしれない子が1頭出ただけで、ゆっくり見ることができた。トップラインのまっすぐな子。後部へ行くほど低い子。逆に高い子。前足の幅の狭い子。肩幅より開いている子。内股の子。外股の子。腰のずれを感じる子。上下に飛ぶように歩く子。一定の高さで歩く子。前足が上がる子。上がらない子。首の長い子。首の短い子。年のわりに弊社のナナのように足が短い子。反対に長い子。右手と左手の角度が違う子。楽しそうに歩く子。これでいいの?と聞きながら走る子。もう帰りたいけど・・・というそぶりを見せる子。
ショーは、当然容姿を追求する所だと思うが、人間と同じで完璧な子はなかなかいない。すばらしいと思う子でも何かしらの欠点を持つから興味深い。
出場していると思われる飼い主が、いかに自分の子がすばらしいかを周りの人に説明をしている大きな声を背中で聞きながら心から『勝てるといいね』と思った。
 エリンは、出場するたびBOB(バーニーズのメスの中で1番)を取った。ハンドリングしてくださる先生のお力で取れたようなものだが、以前、この東京インターにも出場し1番になった。1年の合計で競うペリグリアワードに約5ヶ月間の出場でトップ争いに絡める位になったが、その時点でドックショーに出場するのを辞めた。ショーに出してチャンピオンの称号を取る意味がわからなくなったからだ。バーニーズがバーニーズらしい形になるのは、4,5歳であるのにも関わらず、ショーに出場している子たちは、2歳未満の子が多い。2歳未満でバーニーズらしい形を追求してしまえば、4,5歳になったとき足の短いアンバランスな形になる。2歳未満で足が長くアンバランスに見える子の方が、形が落ち着く4,5歳になったとき、バランスが良くなる傾向がある。これからは、弊社では4歳以上で出場させようと思った時にショーで活躍していた子達の早すぎる死を知った。デンマークの有名な犬舎では、『早熟に作りすぎてショーに出場している子達は、早死にするからなるべくゆっくり大きくし、ショーに出す時は、ストレスを与えない程度にする。』と聞いたこともショックだった。
すばらしい容姿のバーニーズを出したいと思っているが、まず、健康が第1で、1日でも長生きする寿命が重要だと思ってしまう。
しばらくショーはお休みにし、気まぐれに出場しようと考えていたが、ショーに行かなくなると土、日の見学者が、急激に増えた。これから飼い主さんになる方たちのお話を聞くと弊社の考えと温度差があることに驚いた。
バーニーズは短命である。室内犬である。散歩より自由運動。アジリティーにはあまり向かない。股関節形成不全が多い。癌になる傾向の血統がある。闘争傾向のある血統がある。番犬の仕事はできない。チャンピオン犬の子であっても全ての子がすばらしいとは限らない。前手と後足の成長がアンバランスになる時期がある。4,5歳で形が整う。睾丸が落ちる時期が他の犬種に比較すると遅いなどバーニーズ特有の特徴だけではなく、わんことの生活を知らない方が多い。
かわいいからという思いだけで、バーニーズのことを知らずに飼い主になるのは、難しい犬種だと思っている。
アメリカのバーニーズは日々進歩し、弊社のような者が行っても親切に細かく情報を教えてくれる。
バーニーズの情報を誰が伝えるのだろうと偉そうに思って過ごしているうちに何年も経ってしまった。

しかし、ショーに出ている子は、どの子も輝いていてすばらしい、弊社の子でなくても誇らしく思える。ハンドリングしている人たちの真剣さにも心打たれる。今後は少しずつでも出場したらどうか?と思うが頑なに岩倉は、ショーに興味を持たない。まずは頑固な頭を柔軟にしてもらうハードルがある。

12月17日(土)

2005年12月17日 08時48分01秒 | 日々のわんこ

昨日、名古屋にプールで泳がせるため連れて行った。
足を見て「右も左も稼動範囲は同じ。太ももは、やはり右と左の太さが違う。外反はこの年齢では難しい。うーん、痛み止めを飲ませ、痛みが落ち着いてからやる。」と真剣だからこそ獣医のように言う。資格を持っていない者が診断に近いことを言うため「獣医でないくせに」と痛烈な批判を、特に獣医から浴びていると言う。目の前で股関節で苦しんでいるわんこたちのことを思うからこそ、その想いが怒りを生んでいる。飼い主の育て方も悪いが、目の前にいる飼い主に「あなたが悪い」とは言えない。だからこの子をこの世に出し、飼い主に育て方を伝えていない「ブリーダーが悪い」となる。しかしどんなに検査をしても股関節の悪い子は出てしまう事実も知っているし、どんなに真剣に伝えても人の受け止め方は様々で、伝えたいことの半分も理解してもらえないことも充分にわかっている。誰が悪いと言っても始まらない。目の前にいる子が将来も幸せで生きることができるようにと細い体をした指導者がひとり戦っている姿がそこにあった。
バーニーズはどんなに嘘で繕ってもその雰囲気で何を感じているかを敏感に察し、様子を伺う。緊張した2頭になっていたが、泳ぎはじめ、褒められると図に乗り、得意そうに自ら水に飛び込み泳いだ。

この先生のために何ができるのだろう。
わんこたちのために何ができるのだろうと考えさせられた1日だった。

帰り道、ぐっすり眠った2頭は、今日は飛び跳ねて遊んでいた。