エリン舎での仕事は、何も言われない分、自分で判断して仕事をする。19歳のくぅちゃんも例外はない。
彼女の判断で、みんながきれいになっていく。
誰をいつ洗うか、時間内に何頭洗うか、時間配分も全て彼女は自ら考えて行う。
だから誤魔化そうと思えば、誤魔化せる。サボろうと思えばサボれる。1度誤魔化すとどんどん誤魔化すワナにはまっていく。
今までエリン舎に就職をした人たちに、「言われたことだけやる所でないから大変」と言われた。何時から何時まで○○洗って、次に△△、その次に□□って誰かに言われて行うのは、考えなくて楽かもしれないが、それでいいのだろうか?
作業のためにエリン舎にいて欲しくないし、ひとりひとりのわんこたちをお互い観察し、大事にして欲しいという願いで、その人の自主性に任せている。その分遣り甲斐もあるし、自分のためにもなる。「○○サンが来てから、みんなきれいだねぇ~」なんてお客様におっしゃっていただく励ましの言葉だって頂けちゃう。
ここから独立した人たちは、成功している。途中でやめちゃった人たちは、どうなっているのだろう?
くぅちゃんは、やっと慣れてきた。彼女は、きれいにトリミングし、ひとりひとりに思いを持ってよく観察し、自主的に行動している。将来、彼女もここから独立して、成功して欲しいなぁ~と思う。
そうー残っている人たちは、修行中です。皆様に失礼があると思いますが、人間なかなか本質まで変わりません。ご了承ください