時々
今日はワルテル、グラン、キャプテン、エステルの2歳の誕生日。
エリン舎では誕生日といっても特別にお祝いをしてあげることはないが、1年間に1本だけ少しお肉がついたままの骨がもらえる。
エステルは、肘・股関節の検査をするため麻布大学に向かう車の中で、お誕生日のハムボーンをもらった。
車に乗ると何が起こるのかーといつも緊張するエステルは、この骨のお陰で楽しそうに食べながら乗っていた。
麻布大学に到着したのは、朝の6:30.ハムボーンはもう欠片しか残っていなかった。
まだ誰も来ていない病院の外庭で、これから何が起こるかわかっていないエステルは自由に楽しそうに隅から隅まで散策している。
1時間位遊ぶと予約されているわんこたちが、ポツリポツリと集まってきた。
飼い主様たちに「かわいいわねぇ~」と言われ触られそうになると背中を丸め、後ずさりをして逃げる。
知らない所なので決まった範囲にしか行けないエステルは、少しパニクっていた。受付の8:30を過ぎると待合室のソファはいっぱいになった。
いっしょに検査を受ける馳さんとワルテルは、約束をした時間より1時間も早く到着した。馳さんは、エステルの目線より低くく座ってくれ、優しい愛情のこもった声で「エステル~」と呼んでくれたが、パニクり始めたエステルは逃げる。
息も過呼吸気味になっている。
ワルテルは「遊ぼうよぉ~」と誘うが、お尻のにおいを嗅がれただけで「う~」と言って逃げる。
兄弟の再会~と楽しそうに遊ぶ感動的な場面は、エステルのお陰で1度もなかった。一応、そばにはいるがちょっとでもワルテルが誘ったり、自分の許容範囲を超えて近づくと般若の顔で威嚇する。全くつまらないー。
以前、あまり他のわんこに興味がなかったワルテルは、いっしょにいるわんこたちに興味を持ち、特にエステルと遊ぼうとするほど成長していた。エステルは、成長していないなぁ~と思った。
診察室に入ると獣医さんだけではなく研修医の人たちが白衣を着て大勢いた。エステルは口をあけ、まるで真夏のような呼吸をしている。
診察室に入るまで近寄りもしなかった馳さんに「この人は知っている」という態度で助けを求めた。やっと馳さんに触ってもらうことができた。
ワルテルとエステルは、検査のため獣医さんに預けた。1時間位検査が終わるまで庭で待った。その間、目に浮かぶように話をしてくれる馳さんのお話を聞かせていただいて、あっという間の1時間だった。
玄関からワルテルとエステルが獣医さんに連れられて出て来た。ワルテルは楽しそうに馳さんのもとに駆け寄ったが、エステルは、大きな玄関マットにせっかく食べたハムボーンを全て吐いた。よく見るともう1枚の所に歩きながらしたような排便があった。緊張して上からも下からも物が出てしまったらしい。
職員の方たちに玄関マットを掃除してもらう。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
どうしてエステルは緊張してしまうのだろう。父親も母親も人が大好きで、どんな人にも近寄って撫でてもらう子達だったのに何世代前かの血が出ているのかー、育て方が悪いのかー知らない人に近寄らないエステルー。
検査結果は問題ないと言われて安心したが、本人が1番つらい状態になっているエステルを何とかしてあげたいと思った。
今日はワルテル、グラン、キャプテン、エステルの2歳の誕生日。
エリン舎では誕生日といっても特別にお祝いをしてあげることはないが、1年間に1本だけ少しお肉がついたままの骨がもらえる。
エステルは、肘・股関節の検査をするため麻布大学に向かう車の中で、お誕生日のハムボーンをもらった。
車に乗ると何が起こるのかーといつも緊張するエステルは、この骨のお陰で楽しそうに食べながら乗っていた。
麻布大学に到着したのは、朝の6:30.ハムボーンはもう欠片しか残っていなかった。
まだ誰も来ていない病院の外庭で、これから何が起こるかわかっていないエステルは自由に楽しそうに隅から隅まで散策している。
1時間位遊ぶと予約されているわんこたちが、ポツリポツリと集まってきた。
飼い主様たちに「かわいいわねぇ~」と言われ触られそうになると背中を丸め、後ずさりをして逃げる。
知らない所なので決まった範囲にしか行けないエステルは、少しパニクっていた。受付の8:30を過ぎると待合室のソファはいっぱいになった。
いっしょに検査を受ける馳さんとワルテルは、約束をした時間より1時間も早く到着した。馳さんは、エステルの目線より低くく座ってくれ、優しい愛情のこもった声で「エステル~」と呼んでくれたが、パニクり始めたエステルは逃げる。
息も過呼吸気味になっている。
ワルテルは「遊ぼうよぉ~」と誘うが、お尻のにおいを嗅がれただけで「う~」と言って逃げる。
兄弟の再会~と楽しそうに遊ぶ感動的な場面は、エステルのお陰で1度もなかった。一応、そばにはいるがちょっとでもワルテルが誘ったり、自分の許容範囲を超えて近づくと般若の顔で威嚇する。全くつまらないー。
以前、あまり他のわんこに興味がなかったワルテルは、いっしょにいるわんこたちに興味を持ち、特にエステルと遊ぼうとするほど成長していた。エステルは、成長していないなぁ~と思った。
診察室に入ると獣医さんだけではなく研修医の人たちが白衣を着て大勢いた。エステルは口をあけ、まるで真夏のような呼吸をしている。
診察室に入るまで近寄りもしなかった馳さんに「この人は知っている」という態度で助けを求めた。やっと馳さんに触ってもらうことができた。
ワルテルとエステルは、検査のため獣医さんに預けた。1時間位検査が終わるまで庭で待った。その間、目に浮かぶように話をしてくれる馳さんのお話を聞かせていただいて、あっという間の1時間だった。
玄関からワルテルとエステルが獣医さんに連れられて出て来た。ワルテルは楽しそうに馳さんのもとに駆け寄ったが、エステルは、大きな玄関マットにせっかく食べたハムボーンを全て吐いた。よく見るともう1枚の所に歩きながらしたような排便があった。緊張して上からも下からも物が出てしまったらしい。
職員の方たちに玄関マットを掃除してもらう。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
どうしてエステルは緊張してしまうのだろう。父親も母親も人が大好きで、どんな人にも近寄って撫でてもらう子達だったのに何世代前かの血が出ているのかー、育て方が悪いのかー知らない人に近寄らないエステルー。
検査結果は問題ないと言われて安心したが、本人が1番つらい状態になっているエステルを何とかしてあげたいと思った。