ぶどうはお好きですか

ぶどう狩りに行ってきた。




訂正。
行ってきたかった。

いちご、梨に続いて楽しみにしていたぶどう狩りへ。
やや道に迷い、目的地の農園に電話して場所を教えてもらいながらたどり着くと
既に駐車場は車が満杯、ざっと見ても50人は下らない親子連れの団体客が。
これはちょっとゆっくりぶどうを狩って思う存分堪能、ということにはなるまいと
第一候補だったその農園をあきらめて第二候補へ。
うう、敷地内にあったカフェのスイーツも食べようと思っていたのに。来年こそ。

そして第二希望で向かった先も、なんだか雲行きがあやしい。
聞くと昨日大勢の団体客が来られてほとんど残らず狩っていただいたので、
もう直売分しか残ってないんですとの事。なんということだ。完全に出遅れた。
しかしよく見てみると、確かに開園期間は大体どこの農園も８月上旬～９月下旬となっていて
それこそ今週末で今シーズンは閉園となる時期なのだ。
「秋の味覚」という感覚でいたのでなんだかまだまだ鈴なりに生っているものだと
勝手に思い込んでいたがとうに夏もぶどうも終わりを告げようとしていたのだ。
そもそもわたしは昔、ぶどう園でひと夏じゅうバイトをしていたのでそれを思い出せば
もっと早くに出かけていたはずだったのだ。記憶というものの曖昧なことよ。

と、その農園のオーナーらしき若夫婦が「その先の○○農園さんだったら、まだ多少は
残ってるみたいですから入れると思いますよ」と教えてくれた。ありがたい。
しかしその○○農園さんの駐車場も満車。さらにそこらに停めて歩いて来ている
お客さんらしき人たちもちらほら。皆わたし達と同じように、ぶどうを求めて
あちこちと回った挙句たどりついたのだろう。ぶどう園ジプシー。

来年は８月中に来ようと、肩を落としぶどう園をあとにしたわたし達だった。

しかし嬉しかったのは、その２軒目に行った農園の若夫婦の方から帰りしなに
うちの農園で作ってるぶどうです、よかったらどうぞとプラスチックのカップいっぱいにつめた
ぶどうをいただいたこと。
６種類あるんですけどもうほんとに最後なのでこれだけしかないんですけど、と
申し訳なさそうにしてまで渡してくれた。なんという心意気。
来年はまずこっちの園に来ます。

みずみずしいぶどうちゃん達は、ほとんどみにづなのおなかにおさまった。
わたしとだんなさんも１粒ずつほど食べたけど、とてもおいしかった。

そんなぶどう話。


お手数ですがよろしければ

　　　　　　　　　　　おいしかったねえ