SANKYOの病理

稼働面で不振を極めるSANKYOの病理について。

いいぱち！でエヴァ6ネタを書いてたら、だんだん真面目な話になっちゃったんで、分離しました。病理といってしまうとショッキングだけど、どのメーカーも色々とパターン化することはできると思うのよ。

「演出の出し惜しみはSANKYOの病理」
「社長の感性に頼るのは京楽産業.の病理」
「海物語に頼るのは三洋物産の病理」
「スペックとゲーム的フローに頼るのはニューギンの病理」
「美麗CGと過剰電飾に頼るのはサンセイR&Dの病理」
「エサカ（略）

みたいな。

最近はSANKYOの記事ばかり書いてますけど、これはたまたまよ、たまたま。以前某メーカーさんから「吉田君は豊丸ベッタリと思われてるよ」と指摘を受け、かなり頭を抱えました。変態機種好きが高じて、豊丸の記事ばかり書いてましたからね(´・ω・｀;)

当たり前の話ですけど、私は特定のメーカーにベッタリということは一切ありません。お金をもらってヨイショ記事を書くような、どこかのコンサ（略）

どのメーカーも等しく、同じ日数だけ考えるといった器用な脳みそじゃないんで、どうぞご容赦ください。


さて、SANKYOの病理。
この際まとめて書いてみようと思います。
いきなり削除されたら、察してください。

キーワードとなるのは、ビスティです。
ビスティの機械を挙げてみますね。
GTO、キングコング、ルーニーテューンズ、ミスティックブルー、料理の鉄人、トゥームレイダー、飯島直子のカジノビスティ。

作った人には本当に申し訳ないけど、打ち手としてみたら手抜き機種に感じる。少なくともエヴァや倖田來未と比べたら完全に下のランクでしょう。


私ね。
SANKYOの病理って二つあると思う。
もちろん内部事情なんて知らないから勘で書く。

一つは「エヴァチームを止める勢力がない」という点。分かんないけどそんな気がする。安定して10万台20万台を売るエヴァチームだけが、SANKYO内で「聖域」とされていても、おかしくないと感じたのね。

もう一つは、件のビスティです。
ビスティの機械はエヴァ以外、おそらく、低予算、短期間、少人数で作ってる。いわゆる「手抜きマシン」を作り続けるしかない現実ね。

ビスティチームが（そんなチームがあるかどうか知らないけど）ビスティの機械だけを作り続けるならそれでもいいのよ。しかし、別のチームに参加したりするわけでしょ。同じ機械だけを作るわけないしね。

不本意であっても、結果として手抜きを強いられた人が社内へ拡散する。これによりSANKYO開発内に「妥協」が蔓延したのではないかと推察できるわけです。


低予算、短期間、少人数。
少ないリソースでやりくりするから、数少ない豪華演出はとっておきの激アツで使用したい！　と考えてしまう。というかそうするしかない。これが例の「演出出し惜しみ病」となり、本気の機械でも同様の振り分けにしてしまう。

近頃よく書くフレーズなんですけど「弁解社会」「シカタナイ教」の二つ。これがビスティ機で醸成され、SANKYO本体の機械を路頭に迷わせた。そう考えると、最近の不信も一本の線でつながるのよね。


なんだか推理小説みたいになってきたな（汗）