ツイノスミカ

猫ト戯レ 晴耕雨読
ソンナ暮ラシガ 理想デス

墨田の花火

2006-07-03 | 

墨田の花火
額あじさい『墨田の花火』
ユキノシタ科
落葉低木


梅雨の季節に一番似合う花、あじさい。
中心の両性花は薄青色、まわりの装飾花は八重の白色。
装飾花がパッと散っていくまるで花火のように見える額あじさい「墨田の花火」。なんと粋な名前でしょう。
それに比べて花言葉は「移り気」「心変わり」など。こんなに清楚な花なのに、気の毒です。

ボリュームたっぷり手鞠のようなあじさいは、西洋に渡って改良されたものだそうです。
日本原産のあじさいは、額あじさい。
万葉集にもあじさいを詠んだものがありますが、こんな感じの花を見ていたのでしょうか。

 「あぢさゐの八重咲く如くやつ代にを
    いませわが背子見つつ偲はぬ」 橘諸兄

 (訳)
 紫陽花が八重に咲くように、いつまでもお元気でいらして下さい。
 わたしは紫陽花の花を見るたびに、あなたのことを偲んでいますから。

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
隅田の花火 (ものろぐ)
2006-07-03 14:12:40
誰が名付けたんでしょうね~こんな素敵な名前!

実家の母が庭の話をしていて「隅田の花火が咲いてね~」と言うのを聞いて、一体何??と思ったことがありました(笑)

一度聞いたら忘れられませんよね。花にふさわしい名前ですし。

あの橘諸兄に紫陽花にまつわるそんな歌があるとは知りませんでした(eowyn さん、博学~♪)

おかげさまで知識が増えました♪(→古典好き)
返信する
失礼しました~ (ものろぐ)
2006-07-03 14:14:33
↑「墨田の花火」でしたね・・うっかりものですみません~(汗)
返信する
墨田? 隅田? (eowyn)
2006-07-03 14:33:38
江戸の頃から名高い花火といえば、隅田川の花火ですね。

でも川が流れてるのは墨田区なんですよね。

花火に似てるっていうなら「隅田の花火」とするべきですか、でも「墨田」と表記されてたりして、いったいどっちなんでしょう(笑)
返信する
Unknown (さわ)
2006-07-05 14:01:51
諸兄の歌~*昔から紫陽花を愛でていたのですねぇ。

素敵です!!

ご存知のeowynさんも素敵ー♪

墨田の花火。私、隅田川のあの花火大会のイメージで捉えていたのに、文字の違いって全然気付きませんでした!!!

そういえばそうですね。どうしてなのでしょ?気になりだすと真相を知りたくなりますよね。^^

お花も涼やかな感じも、華やかな感じもあって和の風情が良いですよね~*

我が家にもあるのですが、植えた場所が悪かったのか、新しい花芽が付いてきません、、、

もちょっと粘ってみましょ*
返信する
花火 (eowyn)
2006-07-05 17:01:32
さわさんのお庭にもあるんですね。同じ~♪



「墨田」か「隅田」か、それを考えると夜も寝られない(どこかで聞いたことがある…春日三球です 笑)

「隅田の花火」というと、まるで隅田川の花火のようだという意味で、「墨田の花火」というと、まるで墨田区から見える花火という意味。(それじゃ、台東(区)の花火でも中央(区)の花火でも良かったんじゃ…苦笑)

ハイ、もちろん嘘です(笑)



それと、もうひとつ夜も寝られなくなりそうなのが、花火の種類。スターマインですか?(おぃっ!)
返信する

コメントを投稿