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遠州の空の下から

遠州の空と花壇の気まぐれカレンダー

冬至南瓜

2006年12月19日 | Weblog
もうすぐ冬至を迎える。今年は12月22日だそうです。
冬至を境にだんだん日が長くなってくる。自分が冬の季節に生まれたせいか、極寒の季節より、日が短くなるこの季節の方が苦手。なんとなぁ~く寂しくて、虚しくて、諸行無常の心境になる。
冬至を「一陽来復」という言葉で表現することもあるそうです。三省堂提供「大辞林 第二版」によると・・・
  いちようらいふく いちやう― 0 【一陽来復】〔「周易本義」。陰が極まって陽が生ずること〕
  (1)冬が去り春がくること。新年がくること。
  (2)悪いことが長く続いたあとで、ようやくよい方へ向かうこと。
  (3)〔一年を易の十二卦(け)に配当すると、陰暦一〇月に陰が極まり、一一月の冬至に一陽がかえることから〕陰暦一一月または冬至のこと。
と書いてあります。
境から運がむいてくる、転換の日でもあるのですね。
この言葉を知ってこの侘しい季節のことも少し好きになれそうな気がしてきました。
冬至といえば、冬至南瓜。いままでは毎年実家の母が作ってくれていました。東京に住んでいた時でさえ、冷凍保存しておいてくれました。帰省した時に食べていたのを覚えています。
また、ここ2~3年、ちょっとだけ料理?に目覚めた実家の父が、母と私が出掛けて留守番している時間に作ってくれていたり・・・。
今年はどうしようかなぁ?金曜日なので小豆をゆっくり炊く時間はないけれど、前に食べきれずに冷凍しておいた南瓜もあるので、茹で小豆(缶詰)など買って、自分でチャレンジしてみようかなっ。
今年はすでに風邪をひいたが、冬至南瓜を食べて、柚子湯に入り、風邪をひかない身体になろう!
ちなみに、冬至に柚子湯に入るのは、湯につかって病を治す「湯治」にかけてあるそうで、柚子は「融通が利くように」との願いが込められているとか。江戸の庶民はなんともウィットに富んでいたものですね。