25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

歴史の流れ

2019年08月24日 | 社会・経済・政治

  歴史問題について、あった、なかった、した、されたという事実についての確認は日本と中国、あるいは日本と韓国双方で研究者を出し合い、双方が納得せざるを得ないほどに徹底して論議がなされ、結論を公表し、政治家はそれを尊重して双方仲良くやる。これが東アジアの進んでいく方向だろう。遠いアメリカがアメリカの軍隊を駐留させて韓国や日本にいるということ自体、すでに不自然で、大きな流れはアメリカが自国に軍を戻すことだろう。朝鮮半島の南北の国家も、方向性とすればどれだけの年数がかかるかわからないが民族の統一であり、統一国家なのだろう。

 歴史の大きな流れはそのようにしか考えられない、

 日本は空から黒潮の蛇行を視るように歴史の流れを視る必要がある。すると、今の日本が何をしなければならないかわかるはずだ。歴史問題にしっかり向き合って解決しておく。でないと、この問題のためにいつも関係がギクシャクし、あおりを食うのは民間企業や個人である。戦争だって起こるかも知れない。

 ぼくのこの意見と似たようなことを言った自民党の石破茂議員は韓国の雑誌でのインタビューで「納得いくまで謝り続けるしかない」というと、安倍シンパたちはコマメにSNSなどを使って叩きまくる。歴史修正主義や明治憲法に戻すことや天皇を元首にという主張である。これは日本会議の主張でもある。

 軍事的にはアメリカは北アメリカの半分に戻る。経済的には互恵の関係で取引を行う。

 イギリスもイングランドのみの国になっていくような流れである。スコットランドは独立を志向しているが、北アイルランドはもちろんのことである。ウェールズとてわからない。世界幸福度ランキングではノルウェイ、フィンランド、スウェーデンが有名だが、これが成せるのも、少ない人口と高い教育力ゆえである。イギリスがイングランドだけになっても人口的にはまだまだ多いくらいである。世界には都市国家もあり、シンガポールやルクセンブルクなど外見では豊かな都市国家に見える。香港とマカオも都市国家を羨むことだろう。中国が香港に対してどう出るか。香港の人々はどうするか。中国も試される。台湾国民党が中国に進出し、中国で二大政党による切磋琢磨の政党政治は中国の歴史性から言えば甘いことなのだろうか。

  戦争、貧富差が難民を作り、入ってくる難民を移民として受け入れる、ということで受け入れる側の国が動揺し、混乱する。これが現在の世界の歴史の傾向である。