25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

何が起こるかわからない

2019年08月12日 | 社会・経済・政治

 どこで何かが起こって抜き差しならない事態に発展することがある。第一次世界大戦がそうだった。第一時世界大戦の直接的な原因となったサラエボ事件がおこる。オーストリアのハンガリー帝国の皇太子夫妻が反オーストリア運動結社「黒い手」の1人であったセルビア人によって暗殺されるという事件である。ヨーロッパだけかの戦争のように見えたがアジアをも巻き込んだ。最大、最悪の戦争であった。

 最近インドがカシミールの自治権を奪い取った。イスラム教のカシミールをヒンズー教のインドが支配するわけだが、これまでは自治権が与えられていた。ところがこのカシミールがイスラムテロの温床、隠れ家になるということで、インドは動いた。当然パキスタンは反発する。この両者は核までももっている。この諍いがこの地方だけでのことならいいが、パキスタンがいろいろな国を回り、支援要請をしている。

 もうひとつイラン革命防衛隊とイギリスや他の国の諍いがある。これが拡大したらイスラエル、サウジアラビアなどが参戦してくる。アメリカはイスラエルやサウジを応援する。イギリスは強力な英米同盟がある。

 ロシアではヨーロッパ、アメリカの経済制裁による経済が不安定でプーチンの独裁政権も揺らいでいる。中国はアメリカとの貿易戦争、覇権争いの渦中である。世界経済の見通しもよくない。よくないことばかりが続いているからだ。その半分はトランプ大統領によるものだ。

 日本列島人も馬鹿ではないだろう。他国の戦争に付き合うことはない。自衛隊員を行かせてはならない。彼らにも妻がいて子供もいる。第二次世界大戦以降は人を戦争で死なせないというのが「ひとつの合意事項」である。

 雨が朝方降り、今は晴れて、また雨が降る、という奇妙な天気だ。しばらくは孫たちも海水浴には行けない。高校野球でも見てのんびりするかと思うけど、きっと孫たちは騒がしいが。しかし平和である。飛躍した妄想であるが、孫が兵隊に取られるなんてことがあってはならない。しかし徴兵制度復活を言う政治家もおり、気をつけなければならない。日本列島人は普段は緩やかに生活し、まじめに仕事をしているが、肝腎なときに物が言えない。右に倣うという弱点がある。