25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

あと一日

2017年08月11日 | 日記

 明日で娘の一家が東京に帰る。やれやれくたびれた。なにもかも明日まではあきらめた。なんといっても孫たちが主役であり、姉と弟のいさかいの喧しさも、明日までである。明後日から静かなルーティーンが再開する。

 この二週間、天気のよい日は一日だけだった。佐伯啓思の「さらば、民主主義」を読んでいる。民主主義は絶対の善ではなく、ヒトラーを産み出すのも民主主義の過半数をとる、というルールである。

 日本の民主主義には共和主義の思想が入っていない、と説くがこの人は論理をこねまわしているように見える。世界は複雑で、真理などだれにもわからない、という。政治家たちはソフィスト同然だという。そして、なにを言いたいのか、今夜から最終章に入る。

  孫がみるものを見た。その中に「ビジュチューン」というEテレビ番組があった。美術と音楽を工夫凝らして、子供らみ伝える。わずか5分だがアイデアに富んでいる。いつも思うことだがEテレビはすごい。「英語であそぼ」もついにフォニックスを教えるようになった。この点では今になってかあ、という感がある。フォニックスが広まるまで約30年かかった。

 なんと新しいということは時間がかかるものか。