25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

人口減少カレンダーを見る

2017年07月30日 | 社会・経済・政治

 人口減少カレンダーをみていると、この先人口が増加するこよはありえず、西暦3000年には日本人も人口は2000人となる。わずか2000人。日本国は存在しえないだろう。このことは、アフリカ大陸で誕生し、南インドあたりからインドネシア、フィリピン、中国も南東部から、あるいは朝鮮半島やバイカル湖あたりからの民族が日本列島に渡り、ついには弥生人と混じりあっていくまでの第一次人種混合時代を起こした事実を思い起こさせる。

 これからも日本に第二次混合時代がなければ、2000人でどうやってこの先日本列島が生き残っていけるはずがない。

 日本の労働生産人口は激減していく。高齢者は激増していく。その兆候は外国人労働者の雇用を緩くしていることで、労働力を補っている。もちろん、AIやロボットの活動で外国人労働者のコントロールはするのであろうが、このカレンダーを大きく変えるももではない。高齢者がさらに、超高齢化していく。

 我が町は人口を増やした、と自慢する呑気な話ではない。

 天皇制を支える第一次日本人がどんどん少なくなっていくのであるは言うに及ばず、それはまた第一次日本人が絶滅危惧種になっていくということである。

 経済成長政策をいくらやっても、もうこれ以上の物はいらない。人々に必要なことは、自分が働けなくなったあとの安心感である。スエーデンやデンマークのように人口が少ない国でも十分に豊かであり、安心感を作り出している。残念ながら、日本人は政府がつくる制度をあまり信用していないのか、まだ競争社会を社会のモデルとしているのかもしれない。政治も今のこと、いまの株価、今の為替レートにきゅうきゅうとしている。

 南スーダンまで自衛隊員を派遣し、それを心底、苦労をかけて申し訳ない、家族に対して、不安な思いをさせるという、気配りも稲田大臣にはなかった。こんな政治家達が未来の日本を設計えきるわけはない。

 普通の人々は恐らく価値観が徐々に変わって来ているように思える。日本会議が目指したことは安部政権の樹立と安部政権の終わりで、日本会議も終わるのかもしれない。彼らの理念や方針に西暦3000年を見据える想定力がない。