25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

横綱白鵬を励ます会

2016年05月20日 | 日記

  早や、大相撲も13日目である。今日は横綱白鵬と稀勢の里の取り組みがある。稀勢の里コールで国技館が沸騰するのは目に見えている。ウィンブルドンテニス大会のように、注意するものがいない。解説者まで、そのことに注文をつけない。

  昨日もまた舞の海が向こう正面の解説者だった。白鵬に横綱らしさを求める言葉がちらちらと出る。「肘打ち」とかそんな手で片づけてしまおう、というのはやはり、横綱としては衰えてきているのかなあ、みたいなことを言う。

 白鵬の化粧廻しを見ていたら、「横綱白鵬を励ます会」と刺繍してあったので、おっ、こんなのがあるのか、おれも入ろうか、と思ったのだった。白鵬をしっかり励ましてあげたい。おそらく今日もこの励ます会の人達がいるはずである。彼らはコールをするのか、しないのか。しないのならば、コールの作法に否定的なのだろう。

 大阪場所が最もゲスな観客が多いと思い、さて今日の東京はどうか、と思って観戦する予定である。

 華やかに、時に渋い着物姿で女性が所作よろしく砂被りで観戦している。昨日の日馬富士戦では、日馬富士の速い、切れ味のよい相撲を観た。前褌をとって相手方を飛ばしてしまった。3メートル以上は飛ばされたのではないか。このスピードは怖い。ということは千秋楽が今日の相撲によっては相当面白くなりそうだ。

 宇良、石浦、佐藤、里山 などの小さな力士が相撲の決まり手を次々と見せてくれる。里山もあともうひとつ新しい技が出れば、舞の海に並ぶ。やってくれ、里山。

 楽しい夕刻も、あと3日間であるか。切妻の吊り屋根。二つの房が四組で、赤、白、青、黒。二つの房を結ぶあげまき結び。今場所はもっと仔細に相撲中継を観た。

昨日気づいたこと。西方の土俵入りの柝の音は澄み切って高い。東方土俵入りの柝の音はやや音が低い。こんなところにまで区別があるのか、と思ったのだった。