１月３１日
ちょっと前に市立大学のデザイン科の学生が来てくれました
卒論でテープカッターを鋳物で
鋳物の事なら遠藤木型に行ってみたら
多分あの先生かな
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始業と同時に電話のベルが
自信無げな、気の弱い声が聞こえました
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先生から鋳物の抜け勾配とかのアドバイスを貰ったら
私、鋳物の事なら鋳物屋さんが良いのでは？
紹介しようと言う感じだったけど
内で良いと言うんで「どうぞ、どうぞ」
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抜け勾配とか、木型の作り、割り方の話をして
そんな事どうでも良い？
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面白い
何でテープカッター？
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逆に勉強させられた
世の中に氾濫してるもの
あ～世の中隙間だらけ
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豪華なテープカッター
自分だけの、人が持ってないテープカッター
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そうだ、プラスチック製品を全て変えてやれ
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デザインの事でアドバイスしたのは企業秘密
売れる、買いたくなる物を作りましょう
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内で発売したい
木型から鋳物までやるから
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ロイヤリティーは安くして？
その代りデザインした人の名前を載せる
有名に成った時に稼いで？
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自論を色々言って
最近のデザインは、カチッとしてるが暖かみが無い
確かに良いアイデア
でも、触って抱きしめたくなるデザインが少ない
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１万人に一人が、いえ１００万人に一人が買ってくれれば良い
たかがテープカッターの豪華品を作りましょう
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これから大学の数人先生の前でプレゼンするようです
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又来ます
その時は内の従業員の前でプレゼンして
納得したら試作品から始めますよ
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その女学生かなり感動してくれて
来て良かった
私も、発想を変える材料に成った
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やるもやらないも
良く来て良かった、って言わる事は多いです
素直に聞いてくれる人と、そうでない人と居るけどね
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これでも結構苦労してるんですよ？
遠藤木型