エムのたわごと

年相応に病気になり手術、化学療法(抗がん剤)に放射線治療。
今は薬の副作用と仲良く暮らす日々の日記をのんびりと・・・。

痛みを取り去るもの・・・薬だけでは救えない

2007-12-22 | ちょっと一言
よく足が痙攣を起す。

たいていは、夜、じっとしている時に起きるので、
睡眠時間がこま切れになってしまう。

最近、昼間に、
それも、他の人の前で痙攣が起こってしまった。

二人の友人の前で、それぞれ一回ずつ。
突然の事態に動揺しているはずの相手の気持ちを思うと、心苦しかった。
「(なぜ、今なの!)」と腹立たしく、
コントロールの効かない体が情けなかった。
驚かせてゴメンネ!と言う余裕すらなくて・・・ごめんね!

もう一回は、外出先の駅。

のぼり階段、
私の右前方に年配の女性、右後方に年配の男性。左後方に若いカップル。
「あっ!」
突然痙攣が起きて、壁際に寄ろうとして足がもつれた。

「あぶねえ!!」と大きな声。怒鳴られたと思った。
次の瞬間、しっかりとした手で私の体を左後ろから支えてくれたのはその声の持ち主だった。
立って居られない私を彼女と二人で支えて守ってくれた。

年配の女性と、年配の男性はそのまま立ち止まることなく階段を登って行った。

若いカップルは、
「大丈夫?」と何度も声をかけてくれて、「どうしたの?」とも聞いてきた。
初対面で私の事情を知らないから、
かえってお互いにドライでいられたのかも知れない。
「薬の副作用もあって、時々こうなることがあるのよ。仕方ないねえ~」
…と説明しながら苦笑いする頃には落ち着いてきた。

「本当にありがとう!」
(いつまでも仲良くしあわせでね!・・・なんて余計なセリフは口には出さなかったが、心底そう思った。)


またどこかで、こんなことが起きるかもしれない。

ハラハラさせてゴメンナサイ!
そんな時、
もしも図々しいお願いを許されるなら、
あなたの手を貸していただけませんか。
背中か、肩にそっと手を置いてくださるだけでいいですから、
もしも手を貸していただけるなら・・・。

ほんとうに、それだけで十分です。
手のぬくもりは、想像以上の力を持っているようなのです・・・。

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2 コメント

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Unknown (一条綾香)
2008-01-21 04:19:53
あ……わかります。
私は怪我の後遺症で。よく足がつります。
「ひっ」とか、喉が鳴っちゃうくらい。
いつどこでくるかわからないお友達です。
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☆一条綾香さん (エム)
2008-01-25 15:47:09
コメントありがとうございます。
ズボラな家主で反応鈍くてごめんなさい!

>私は怪我の後遺症で。よく足がつります。
そうですか、あなたも・・・
気まぐれなお友達と
折り合いをつけていきましょうね。
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