6月30日(月) 晴れときどき曇り
函館マラソンの完走記を書き進めます。まずは「そのゼロ」と称してスタート前の経緯などを備忘録代わりに書きます。土曜日の記事とかなり重複していることをお許しくだされ。
また、写真がないことも許されんことを。
***完走記-そのゼロ***
まずはマラソン前日から。今回は札幌から鎌倉に戻る途中でマラソンを走るため、JRの札幌-鎌倉間の乗車券及び道内特急と東北新幹線の指定席券を買っておいた。
特急券を安くするために、東室蘭から森までだけ購入、他の道内ルートは各停を使う方針である。800円ほどしか節約できないのだが。
早朝06:24に苗穂駅を出る各停があるため、5時に起きて準備開始、6時少し前に家を出た。徒歩約20分で苗穂駅に到着、無事に予定の電車に乗れた。
それから延々と約2時間半揺られて東室蘭駅に到着した。混んではおらずのんびりと車窓風景を楽しめるので全然飽きることはなかった。それにしてもこの時間に各停を利用するのは中高生がほとんどで、彼らの「生態」を見るのはなかなか興味深い。
東室蘭09:16発の特急北斗48号(臨時便)は5分ほど遅れて到着。それに乗り込んで森までの噴火湾3/4周の行程を楽しんだ。私見だが、室蘭と森の間にフェリーを復活すればかなりのショートカットとなるので需要があるのではと思う。確か昔は森蘭航路として運行されていたはずだ。
森で途中下車して親戚の家まで歩いた。日差しが強くて暑い。明日のマラソンがここまで暑いとかなり厄介ではと思った。
森から函館に行く電車の発車時刻まで1時間ほどしかなかったので、玄関先でご挨拶してすぐに辞する予定だったのだが、引き留められて「函館まで車で送るから」と言われてはそのお言葉に甘えるしかない雰囲気になり、豪華な昼食に加えてお土産にカボチャ焼酎までいただいてしまった。森町といえばイカメシだが実はカボチャの産地としても有名である。
夕方、森から函館の千代台公園まで送ってもらい、無事参加賞受取コーナーに到着できた。参加賞としてタオルとサイコロキャラメルを受け取った。すでに参加者がかなり集まっていてマラソン前日の高揚感で満ちていた。
そこから函館市電で函館駅前に行った。函館市電に乗るのは初めてだった。Suicaも使えるのだがあえて整理券を受け取って現金払い、千代台公園から函館駅前まで230円だった。市電はランナーで無茶混みだった。
駅前から少し歩いて東横イン函館朝市前にチェックインしてホッと一息。夕食のために外に出て昨年も行ったラーメン店・津つ井軒に入って、塩ラーメン+ライスのカーボパーティ。計1030円だった。私の他には客2人のみ、穴場である。
ホテルに戻る途中で駅のコンビニで明日の朝食を調達。朝から鰊みがき弁当でもいいかなと思ったが、残念ながら売り切れていたので、おにぎり、菓子パン、バナナなどにした。なお、東横インは無料の朝食があり、マラソン当日は6時から利用できるのだが、行列になるので回避することにしたのだ。
部屋に戻って明日の準備。ゼッケンを付けたランシャツなどを並べて忘れ物がないかチェック、準備が完了してからシャワーを浴びて就寝。
さて、マラソン当日が明けた。5時に目覚ましをかけたが、その前に目が覚めてしまった。曇り空で気温も思ったほど高めではない。ウェザーニュースやtenki.jpの予報は外れ気味、WindyやGPVの方が朝の時点では正しかったようだ。
朝食は昨日買っておいたおにぎり、卵サラダパンなど。バナナとゼリーはレース前に摂る予定である。ウェアを着て荷作りをしてから7時過ぎに出発した。駅前にはたくさんのランナーがいて、シャトルバスを待つ行列も50mくらいできていた。もう少し早めに出た方がよかったかも。
それでも頻繁にシャトルバスが来るので待ち時間は5分程度であった。乗って10分ほどで会場近くの道路わきで降ろされてそこから5分ほど歩く。公園内の芝生のところで上に着ていたものを脱いでランナースタイルに変身した。
手荷物預け方式が今年から変わり、まずハーフとフルで場所が分けられた。ハーフは昨年まで同様競技場内だがフルはプールの隣の小学校の体育館である。この小学校、確か凌雲小学校というかなり大きな校舎なのだが、どうも7年前に廃校になったようだ。函館のような中規模の都市であっても少子化のせいかどんどん廃校になるんですな。
その体育館に誘導され、館内を時計回りに1周してゼッケン番号別に並べられたカゴ台車に自分で置くようになっている。広いスペースなので昨年までのような混乱はなく、よく考えられたシステムと感じた。
荷物預けの前にバナナとゼリーを摂取したので、あとはあまりすることもない。スマホも預けてしまい写真も撮れない。もともと写真の少ない欠陥ブログなのだが、今回はほぼ写真ゼロという情けないことになってしまった。
グラウンド内に入ってストレッチなども終えてもスタートまで40分以上時間があったので、さっさと所定のブロックの中に入り前の方に陣取った。昨年の混乱を回避するため、今年からハーフとフルのスタート時間が統一され、速い順に、招待選手、ハーフA、フルA、ハーフB、フルB、…と並ぶ方式に変わった。私はフルのBブロックだ。
ここのフィールド内の芝生がフカフカして非常に気持ちがよく、ずっと寝転んでいたいほどだ。そこに体育館座りで待機するランナー諸君であった。
8時40分頃からエリートランナーたちがスタートライン付近に召集された。函館のハーフは高速コースとして知られているので、自己ベストを出したい選手が集まりやすく、有名どころも多数いた。
選手が集合してから開会式が始まり、委員長や函館市長の挨拶があった。函館市長はご存じ大泉洋のお兄さんである。何かふざけたことをいうかと期待したが通り一遍であった。まあ、ふざけるわけにはいかないだろうが。
招待選手の紹介などが終わってスタート時間が近づいた。天候は曇りながら後半は晴れて気温が上がり風も強くなりそうとのアナウンスがあったが、スタート時点ではそれほどの暑さは感じなかった。ただ湿度は高そう。
カウントダウンがあり、9時ちょうどにスタート。エリートランナーが一斉に走り出すのが見えた。やっぱ速いもんですな。それにハーフA、フルA、ハーフBが続き、いよいよ私のいるフルBの番になった。
昨年は、いくつかのブロックが同時に動き始めてしまったため大混乱だったのだが、今年はテープを張って順番を守らせていたため非常にスムースであった。ただ、その分スタートロスタイムも大きかった。
私は、手元の時計1分29秒(正式には1分31秒)でスタートライン通過し競技場のトラックを周り始めた。声援多し。トラックを半周ちょっと走ってから競技場の外に出た。順調に走って昼過ぎには気分よくここへ戻ってきたいと思った。
***つづく***
内地の暑さが約3週間北海道で過ごした人間に厳しく襲いかかり、ややグロッギー気味です。それでも少し身体を動かさないといかんと思って、午後その辺をユルユルと走ってきました。約4km程度ですが。
もう梅雨明けのようなものなので、早く暑熱順化して健康に夏を盛り切りたいものです。
今日で6月も最後ですが、何とか250kmはクリアしました。
ラン資金 -162367円(函館での前泊費用などを支出)
月間走行距離 252km
年間走行距離 1841km
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