4月1日(火) 雨
二子玉エコマラソンの完走記-その1です。といっても「その2」はなくてすぐに番外編なのだが…
スタートからフィニッシュまでです。
***完走記-その1***
ロスタイム数秒でスタート、ほぼ一番前だったのでストレスなく進めた。横からは1時間30分、35分のペースメーカーがグイーンと抜いて行き、同時スタートの10km部門の速い人たちがあっという間に前方に遠ざかった。そして、その後に、先導するはずの自転車があわてて追いかけたのが少々笑えた。
ハーフのコースは、最初だけ547mで折り返して戻り、約1.1kmを走った後に片道5kmを2往復することになっている。そのため最初の約1.1kmでペースを把握することにして、時計を押すと5分2秒だった。目標タイム97分であればキロ4分36秒だからちょうどいいペースであることにホッと一息である。
さて、これから10kmコースを2往復である。この時点では1時間35分ペーサーを視界にとらえていたので、思い切って付いて行こうか迷ったのだが、さすがにオーバーペースだろうと判断、徐々に差がつくのを許した。3kmほど走った時点で見えなくなってしまいやや不安だったが、最初のペースさえ守ればいいと思っていた。
河川敷では少年野球やサッカー、ラグビーなどが行われており、野球少年が飛び出す可能性があるためそれなりに注意して走った。ただ、自転車は別の道を走ることになっているらしく、ランナーとの共存はできていた。
このコースを以前走ったときには工事箇所にコの字の迂回路があったのだが、どうやら工事も終わってひたすら直線のコースに戻っていた。片道5kmのうち中間の2kmくらいが未舗装で、残りが舗装されていた。未舗装区間は前夜の雨でしっとり濡れているところは走りやすかったが、ところどころに水たまりがあり、それを避ける必要はあった。でも総じて走りやすいコースである。
ペースを維持しつつズンズンと下流に向かった。1km毎の表示はないため、細かいペースはわからないが、一応キロ4分36秒は守っているつもりである。河川敷コースでは橋が目安になる。東急東横線をくぐる鉄橋のところで緩やかなカーブがあり、その後に新幹線と横須賀線の通るJRの鉄橋が見える。あの辺りが折返しかなと期待しながら走ったらまだ先だったのにはがっかりさせられた。
ようやく折返しのコーンが見えて、スタッフに挨拶しながら無事折返し、これで約6.1kmを通過したはずなのでタイムを確認すべく時計を押した。と、ここでミス発生。誤ってラップ釦ではなくストップ釦を押してしまったのだ。まあ、以前と同じミスなのだが、学習能力ゼロのせいでまたやってもうた。
あわててリカバーしたが、どうも10秒程度時計を止めてしまったようだ。でも、タイムを確認すると28分台前半なので、1.1kmまでの約5分を引けば5kmを23分強で走れており、まあまあ予定通りと安心した。
さて復路である。ほんのわずか向い風を感ずるが影響はほぼなく、今までのペース維持を心掛けた。先行する10kmのランナーを次々にかわし、お散歩ワンちゃんや日曜ジョガーを避けながらズンズン進んだ。折返し地点手前で1時間35分ペーサーとすれ違ったがそれほどの差でないことを確認している。一方で1時間40分ペーサーは見つけられず差はよくわからなかった。
遠方の対岸にビル群が見える。楽天のビルがちょうどスタート地点の横なのでそれを目指すのだが、なかなか近づかず、やはり5kmってかなりの距離なのだなと実感した。頭を空っぽにして瞑想ランをすればエネルギーを節約できるのだが、往々にしてリラックスし過ぎて無意識にスローダウンする可能性があるため多少の緊張感をもって走った。これ大事。
舗装路が終わり、未舗装区間に入って水たまりを避けつつさらに進むとまた舗装路へ。この路面の違いがアクセントになっているため多少は退屈さが紛れた。
楽天のビルが近づきようやく最初の往復が終わって、スタート/フィニッシュ地点の声援を受けながら折返し。10kmランナーはここで終わりかと思うと少しうらやましいが、いやいや、まだ10kmも余分に走れる方が楽しいじゃないかと自分に言い聞かせた。
この折返し地点が約11.1km、目安となる51分に対して時計は50分後半を示した。順調だが、前記のように押し間違いがあったためあまり信用できないかなとも思った。まあ、想定したタイムの前後で走れているのは確かだ。給水所で、レースを通してこの一回だけの水分補給をした。
10kmランナーがいなくなってコース上はスカスカだ。前を行くランナーが遠くに見えるが果たしてこのレースのランナーなのか日曜ジョガーなのかはわからない。基本的に単独走なので、これならば日々の単独練習走と同じじゃんと思わないでもなかった。ただし練習走とは違って緩めるわけにはいかんのである。
1km毎の表示がないので、退屈しのぎに舗装/未舗装の切替わりとコースの上の鉄道や車道の橋を意識しながら下流を目指した。二回目の往路なので、大体どこに何があるのかがわかる。新幹線の鉄橋をくぐったらもうすぐ折返し地点だ。スタッフと給水担当の子供がいたので挨拶をして折返した。
ここでまた時計を押し間違えて止めてしまった。何やってんだか。どうも折返すことに神経が向かってしまって時計を押すのがおろそかになってしまうのだ。老化のためマルチタスク処理が苦手なのですな。
とにかく時計を見ると74分弱であったので、あと5kmを23分で行けば97分ギリギリセーフと理解した。ただし、身体は相当疲れてきていてこのままペースを維持できるのか不安ではあった。
疲れると、ペースを維持しているはずがダウンしたり、上げたつもりでも維持程度だったりするので、残り5kmはペースアップのつもりで行くことにした。今一度フォームを意識し、腕振りはしっかりと、背筋は伸ばし気味に、身体が横にブレないようにした。
はるか彼方に見える楽天ビルが早く近づかないかなと思うばかり。最後の折返しで先行するランナーを確認したところ5,6人ほどしかおらず、そのうち2人はペーサーだから入賞の3位まで届かないにしても、結構上位なのかなと思っていた。おそらくこの先で抜かれることはあるまい。
二度目の復路をひた走り、楽天ビルが近づいた。東急田園都市線の鉄橋も見えてきて、あと少しである。もしここで時計を見たらガッカリするタイムかもしれないので、見ないでフィニッシュを目指した。
フィニッシュの500mほど手前からスパートをかけた。近づくとフィニッシュ地点のタイム掲示板が1時間36分40秒を示すのが見えた。一昨年12月のハーフで出した1時間36分50秒が切れるかどうかギリギリなので、残り30mほどでさらにギアチェンジ。わずかに切ったかどうかというタイミングでフィニッシュした。もうヘロヘロ。
でも1時間36分50秒がそもそも勘違いで正しくは55秒のためギアチェンジしなくても十分余裕はあったというオチ。とにかく目標の97分を切ったのは確実なので一安心した。
スタッフの撮ったフィニッシュ写真がアップされていたので借用する。数秒ズレているような気もするが、まあいいか。

***番外編へつづく***
新年度の始まりは雨でした。実は46年前の私の入社式も雨。何と場所を間違えて遅刻寸前で会場入りしたという苦い思い出があります。雨なので、それをまた思い出してしまったではないですか。
思えば冷や汗の出るようなエンジニア人生のスタートでしたな。
ラン資金 -149288円
月間走行距離 0km
年間走行距離 920km
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