「独島はわれわれの領土」サッカー日韓戦後、選手が政治的メッセージボード IOC調査開始
ロンドン五輪で10日に行われたサッカー男子3位決定戦、日本-韓国の試合終了後、韓国の朴鍾佑(パク・チョンウ)選手が、竹島(韓国名・独島)に関し、ハングルで「独島はわれわれの領土」と書かれたメッセージボードを掲げた。国際オリンピック委員会(IOC)は11日、声明を発表し、この事態について調査を開始したことを明らかにした。 声明によると、IOCは韓国オリンピック委員会に対し明確な説明を求めた。また、11日午後の表彰式に該当選手(朴選手)が参加しないよう要請し、速やかに行動をとるよう求めた。 朴選手は試合終了後、韓国選手全員が巨大な韓国国旗をフィールドに広げる中、上半身裸で観客席の方に走り「独島はわれわれの領土」と書かれたメッセージボードを掲げた。さらに、フィールドを駆け回り、波打つ巨大国旗に問題のボードを投げた。 五輪憲章は競技会場などでの政治的な宣伝活動を禁じ、違反があった場合、選手の失格や資格認定取り消しの処分を定めている。 1968年のメキシコ五輪では、男子200メートルで金、銅メダルをそれぞれ獲得した米国の黒人選手が人種差別に抗議し、黒手袋をはめた手を空に突き上げた。IOCと国際陸上競技連盟は2人の選手資格を停止、選手村から追放した。 韓国は過去にも国際スポーツの場で、物議を醸す行為をしている。昨年1月のサッカー・アジア杯準決勝の日韓戦では、PKを決めた韓国の奇誠庸(キ・ソンヨン)選手がサルのまねをした。韓国でサルは日本人に対する蔑称でもあり、国際世論から「日本を侮辱した」と批判を受けた
産経新聞