石原都知事 会見

2010-08-20 | 政治

朝鮮学校無償化「ヒューマニズムで実施すると禍根を残す。反対だ」

 

--文部科学省で議論されている朝鮮学校の高校授業料の無償化についてどう考えるか?

 「これは色んな議論が出てくるでしょうが、いかにも面妖な話でね。私はその他の先進国の事例はつまびらかにはしませんが、朝鮮学校はいろいろあるんでしょ。でもね、北朝鮮の学校が、日本にいながらね、どういう教育をやっていることを勘案しないとね」

 「一律に植民地時代の反省を踏まえながら、こういった問題を単なるヒューマニズムの問題でね。これは目に見えにくいけど、大きな禍根を残すことになりかねないと思いますね。それからその種の教育を受けた人たちがおそらく北朝鮮に帰ることはないでしょう」

 「その人たちが、日本に外国人としている限りは、そういう教育で受けた色んなコンプレックスはあるでしょう。何もコンプレックスだけでなく優越感とか心理構造があるけれども、私はその人たちにとって、日本で外国人として生きていくとしても、その人生にとって決して良い結果をもたらさないと思います。私は反対です」

 --大阪府の橋下知事が朝鮮学校への府の助成金の見直しに言及したが、東京都としてはどうするのか?

 「日本は日本なりに統治時代に対する歴史観は多岐にわたるから、人によって違うでしょうけども、ある種のコンプレックスを持っていてね。特に左翼陣営の方たちは、自分たちの歴史観にのっとる。端的に言えば、共産党と社会党が熱烈支持した美濃部(亮吉)都知事の時代、外交特権を持っていない北朝鮮系の建物に固定資産税をかけなかった。私の代になってやりました。拒否するから、『拒否するなら建物は競売にかけますよ。それでもやりますか』と言ったら、あわてて払ってきたね」

 「そういうおかしな、不公平な日本人にとってみると奇異な現象がまかり通っていたんですよ。橋下知事のそういう決心と言いますか、所存というのはむべなるかなと思いますけどね。東京は東京で考えなくちゃいけないと思います。この問題がはっきり顕在化してくれば」

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