つれづれ記

手作りと日々の事 思いつくままひとり言

週末の夜

2009-10-25 10:50:49 | Weblog
この夏、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの怪談を読み直した


その中の耳なし芳一が平家の亡霊のまえで語り聞かせたのが平曲

平家物語を琵琶の前奏や間奏をいれて節をつけて語る

平曲がどんなものかとコンサートがあったので聞きに行く


能や狂言より古く800年の伝統があって

昔は盲人の琵琶法師によって語り継がれてきたらしく

演出が耳なし芳一風

平家琵琶の音色が物悲しく聞こえる


謡曲と詩吟、お経?を合わせたような語り・・(うまく表現できない~)

時々、ふわぁ~と息を抜くように発声するところがちょっとかわってる


平曲の弾き語り奏者の荒尾努さんの朗々とした平家物語の語り

もちろん現代の言葉ではないので耳で聞くだけでは理解不能・・・

ほんとのため息「ふわぁ~」がでそう



必死にパンフに書かれた平家物語を語りに合わせて眼で追う

もっとまじめに古文勉強しとけばよかったぁ~


祇園精舎の鐘の声・・から始まり平家の厳島尊崇、そして滅亡へと語られる


ちゃんと聞いてたつもり


なのに



時々、記憶が遠のく・・




最後のクライマックス

壇ノ浦の戦いで安徳天皇が二位殿に抱かれて

浪の底にも都のさぶらうぞ・・



ところどころに友情出演の宮島太鼓と

篠笛奏者の福間さんの演奏がなかったら


私も、夢の都につれて行かれていたかも~!!??



日頃使わない脳が刺激された平家琵琶と平曲

荒尾さんのキャラクター焼印入り宮島杓子のお土産付きコンサート




こんなのも、たまにはイイかもね~

ひとり上弦の月を見ながら帰路についた週末