(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

初夏の脇野田

2017年05月25日 | ▲EF62・EF64▲遥かなる山の呼び声▲甲信越・中央東線▲
 昨日の更新で「お化け」が出る話を綴ったが、元は95年春に脇野田~南高田間で石油(返却空車回送)列車5371レを撮った時に、水田を中途半端に切るアングルを構えたのがまずかった。
 まさか水が張られた田んぼに「出る」とは思わなかった。況して風が吹いてて水面が波立ってたら、アングルから切って当然。所が通過直前になって風が止み、出るのが出た。
 ウチに帰ってからアガリを眺めて、「コレで良かったんだ・・・」と自分に言い聞かせたがどうしても納得いかない。実物はピント・露出とも大当たりでも、水面上の「オバケ」が中途半端に映って収まりが悪いのだ。
 捲土重来、「もういっちょ!」と願って6月の梅雨入り前に、5371レを撮りに「オバケ」が出た田んぼのそばまで出掛けた。だが田植えから1ヶ月も経てば、稲の苗も大きく育って「オバケ」の出る余地なんかない。EF64 19+25の重連が牽く「黒タキ」だらけの5371レは、緑一面になった田んぼの中を現車20両で通過。



 撮るには撮ったが、正直「オバケ」を捕まえられなかったのは残念だった。
 その後北陸"長野行き"新幹線開業の年の3月改正で、5371レは同じ沼垂~坂城間に運転されていた上り5370レと共に根岸発の5471レ・5470レに振り替えられる形で廃止、脇野田でロクヨン重連に牽かれて下るお化け「ミズカガミ」を撮ることは叶わなくなったが、改正から暫くたった5月の田植えの頃に、EF64 35(海)牽引の12系お座敷客車"サワ座"編成で臨時9323レが運転された際に出てきたのを捉え、何とか"退治"することができた。
 以来、田んぼに水が張られた所では、空を思いきり切って水面を目一杯入れたアングルで待ち構えるようになった。

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