こんな状態で開催できるのか・・・

東京五輪・パラリンピックについてはエンブレム問題といい、何かとケチがついているけど、ここに来て今度は裏金疑惑が浮上してきたのだそう。
なんでも、オリンピック招致委員会側から、国際陸上競技連盟の前会長であるラミン・ディアク氏側に多額のお金が振り込まれた疑いがあるのだとか。
東京五輪の開催は今から3年前の2013年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会総会で決定したのだけど、ディアク氏は当時、IOC委員も兼任していたそうで、開催都市を決める投票権を持っていたらしい。
で、そのディアク氏に対し、2013年の7月と10月の2回にわけて、日本の銀行からシンガポールの会社に「2020年東京五輪招致」という名目で、280万シンガポールドルが支払われていたのだとか。
280万シンガポールドルは、日本円にしておよそ2億2000万円の大金。
ちなみに送金を受けたシンガポールの会社は、ディアク氏の息子と関係がある会社だそうで。
3年後の今になって事が発覚したのは、このディアク氏が国際陸連の会長時代にロシア人選手たちのドーピングを黙認する謝礼として現金を受け取っていた疑いがあることが去年発覚したため。
その捜査上で、シンガポール会社への資金の流れが浮上してきたというわけ。
現在ディアク氏は保釈中らしいけれど、フランス国外への出国を禁じられている身。
つまりかなり強い疑いをかけられている証拠なんだよね・・・。
現在、フランス検察当局は今回の件を汚職や資金洗浄の疑いで捜査しているみたいだけど、もしこれが真実であれば、不正に東京五輪の招致を受けたことになるよねえ・・・。
エンブレム問題といい、いろいろケチがついちゃった東京五輪。仮に今回の件で不問になったとしても、はたして5年後にしれっと開催できるのかなあ。