Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

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note Earth Spiral
星々のことば/猫の言い分/Plant Medicine/白魔術研究所ほか

シンボル・象徴言語と空間認識

2020-12-15 | スピリチュアリティ・魂の癒し
triangle ©Dean Hochman

私たちは霊的世界の認識にも、ともすれば、そのまま物質世界の認識力で理解しようとしますが、それが間違える元なのではないかと思います。では、何をもって理解したらよいのでしょうか?それは、結構な思考訓練が必要になると思います。

ひとつは、ここで述べられているようなシンボルを理解すること。昔からシンボルとして使われている幾何学的な記号には、様々な深い意味が隠されています。エッセンスは一つであっても、言葉として表現しようとすると、それについてたくさん語ることができる、というのがシンボルであり、それは象徴言語なのです。

ですから、例えばタロットカードなどは、言葉として意味を覚えるのはとても大変になる。タロットに描かれているのは象徴言語です。

ここで、ひとつ、私たちの空間認識について考えてみましょう。古代人は地球が中心にあり、周囲を天の円天井で囲まれていると認識していました。神々に守られて、私たちは地球という意味ある空間で生きていました。しかし、近代になり、地球中心から太陽中心の認識に変わり、宇宙は限界のない底なし空間となりました。それは「空虚」な感覚につながっていきます。人間が概念的に理解しがない空間になり、私たちが生きる場所は単なる小さな石ころのような上にいるのであって、この空間には何の意味もなくなったのです。

そこに19世紀に「無限遠平面」という概念が持ち込まれました。その概念があると、以下のように私たちが生きる空間を考えることができます「ここに物質としてある地球、または、私という存在には、無限遠からの力が働いている」と。私は直観的にしか理解できなくて、ちゃんと説明できないのですが(;^_^A、無限遠という概念は、射影幾何学という数学的幾何学的概念です。

「無限遠からやってくる力が、この現実を成り立たせている」と考えることができた時、ここにあるものの意味は単純なものではなくなります。四方八方からやってくる力が、ここにあるものを成り立たせて、生きたものにしている。

ある意味、シンボル・象徴言語も同じような気がしています。なぜ言葉ではなくシンボルで表記するかは、その一つがその中に含まれているすべてのものを言いつくしているからです。つまり無限遠、全周囲からやってくるものにより成り立っていることを、それでしか表現できないからです。

幾何学的にはちょうど太陽のシンボルである、円と真ん中の点をイメージすることができるでしょう。もしくは、自分が真ん中に立っていて、遠い周辺に大きな円があることをイメージすることもできるでしょう。ワタシを成り立たせているものは、無限の周辺からやってくる、宇宙の力であり、それによって刺激されたエーテル力なのです。

そしてそれは、感覚や感情ではなく、思考を通り抜け、それを超えた時の直観としてたどりつくしかないのです。

月の支配から太陽の支配へ

2020-12-02 | スピリチュアリティ・魂の癒し
冬至まで1か月を切りました。

太陽の時間が徐々に短くなり、終にはもっとも夜の長い日が訪れます。この季節は太陽の力が弱まる季節であり、そして太陽の復活の季節でもあります。

キリスト教の待降節・アドベントは、11月30日に一番近い主の日つまり日曜日から始まります。今年は11月29日から。そこから4回の主の日を迎えながら、キリストの降臨を待つのです。いくつかの風習があるようですが、ドイツではアドベント・クランツと言って4本のろうそくを立てます。それは4回の主の日のこと。

太陽の力が最も弱まり、そして再び復活する冬至の日は、暗闇の世に光を灯す救い主たるイエスキリストが誕生することの象徴であると同時に、自分たちの中に魂の光がともることの象徴であるともいえます。

私たちの肉体は月の存在により支配されています。月の存在は物質界を支配しているということ。その月意識から太陽意識の意識への移行が、キリスト誕生がシンボライズするものなのです。
毎年、この季節が訪れますが、クリスマス商戦で物欲を掻き立てていては本末転倒ですし、月の支配を受けていることになります。

アドベント・クランツの「クランツ」とは王冠(ラテン語ではcorona)を意味します。モミなどをリース状にしたところに4本のろうそくを立てていくので、それが王冠のように見えるのでしょう。古代からクランツは称賛や戴冠などを表す方法だったそうです。

ここで私たちは、今年、受けた「corona」からの恩恵は何であったのかを振り返る必要があるでしょう。

キリスト教では、アドベントの時期には断食をしたり様々に自分を清める儀式なども行うそうです。私はキリスト教徒ではないので、この季節はキリストの降誕を祝うということにはあまり実感を持てません。しかし、自然界の動きからは、冬至で1年が終わり、太陽の復活とともに新しい年を迎えるということが実感できます。春は物質的なじまりを感じますが、冬至の方が死と再生といったより霊的なはじまりの感覚を感じます。

コロナ禍により、もう世界は元のようには戻りません。東日本大震災と原発事故が秋分ぐらいだったとすると、コロナ禍は冬至といってもよいかと思います。全く新しい世界をどう構築していくのか、これまでを振り返り、次へのビジョンを得ていく時期が今この時なのではないでしょうか。

coronaとは、太陽の放つ光です。コロナウィルスは太陽からの使者という考え方がありますが、あながち単なる妄想でもないように思います。


音と言葉の力

2020-11-29 | スピリチュアリティ・魂の癒し
音にも質量があって重力場をつくるのではないかという研究報告。シュタイナーは「音」は水エレメントやそれと関連するエーテルに関連付けていますし、植物の生成にはそれらは重要な役割を果たしています。
また、聖書の創成期にも「はじめに言葉ありき」と言っていることや、アファメーションを使用することが思いを実現させることにつながると言われていることと、つながってくるかと思います。

Sound has Mass and thus, Gravity?

天国と地獄の中間

2020-11-26 | スピリチュアリティ・魂の癒し
人間は天国と地獄の中間に立ち、
足を物質生活という泥に深く突っ込み、
頭は天国にある。

大多数の人々の場合、目を閉じており、
天国のビジョンの美しさを見ていない。

目を開いている場合でも、
彼の足にまとわりついている泥とぬめりを見つめている。

しかし、開いた眼を一瞬であれ上に向け、
リアリティーと霊的価値の世界を見た時、
熱誠家は引き裂かれた狂気のような生活を送り始める。

(『秘教心理学第1巻』アリス・ベイリー著 ABBライブラリー)

人はスピリチュアルな世界にあこがれるが、
霊的世界の存在に気づいた瞬間から、
二つの世界に引き裂かれ始める。
そして、葛藤しつつ調和の道を見出す、
長い旅路が待っている。

Photo by Quang Vũ Trương

自分の魂の感覚

2020-11-25 | スピリチュアリティ・魂の癒し
自分の魂の感覚

先日ご紹介した隠者のカードは、占星学的シンボルでは乙女座が関連付けられています。隠者が持つ光は「魂の光」。

自分は自分の何と同一化しているでしょうか?肉体、感情、思考など、多くの人は、そしてその総和である物質界にいる自分に意識の焦点が当たっているのではないかと思います。

通常意識では物質レベルに焦点が当たっていても、時に自分の深いところに触れることがあります。
それが繰り返されることで、私たちは自分の中にある大事なものに気づいていきます。

レオナルドダビンチが描いた受胎告知。大天使ガブリエルがマリアに救い主を身ごもったことを告げに来た場面を描かれています。月と関連付けられるガブリエルは霊的なものを物質化する力の象徴、マリアは宇宙を表す深い藍色の衣と存在する意志や熱または温かさを表す赤を身に着けています。足元に描かれた百合の花は、キリスト意識がこれから地上に根付こうとしていることの象徴です。

そして受胎告知に描かれる聖母マリアは、秘教的には乙女座的象徴です。内側に魂の光を宿す聖母。受肉して現実世界に生まれ出るまで守り、大切に育てていく存在が聖母マリアです。

闇の深い物質世界にありながらも、自分の中に宿る魂の光に気づけますように。そしてそれを大事の育て、ついにはそれが周囲を照らす光となりますように。

図版元:レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』
ウフィツィ美術館収蔵


暗闇に小さな光を灯す

2020-11-23 | スピリチュアリティ・魂の癒し
絶望的に暗い闇の中でも自分の中の小さな光を灯すことはできる。
それは自分の周囲の小さな範囲しか照らせないかもしれない。
でも、それでよい。自分のできることを誰もがやれば、地上は光で満たされる。

コロナ禍が訪れて混沌としたまま今年も、
最も闇が深い冬至に向かって時間は止まらない。
混沌とした世界の中での無力感や絶望感。
それも止まる気配が見えない。

そんな時に、この絵が心に浮かんだ。
絵が気に入って購入したカード。
中味を見るとどれも素敵な絵なのだけれど、
とりわけ、この隠者のカードは、私にとっては、他のどの隠者よりもインスパイアされる。

今、誰もがちょっとした勇気を出せばできること。
小さな光を灯すこと。その在り方が近くにいる人の心に響くものがあれば、
それで良い。欲張りすぎない。
自分の中の真理の光であるならば、それは静かに広がっていくでしょう。

自分の光を隠す必要もないし、大きく見せる必要もない。
自分の中のありのままの光と灯すだけ。

タロットの画像引用元:The Hermit – #9 Your Guiding Light
作者のウェブサイト:Cathy McClelland


アストラル的なものとの付き合いかた

2020-11-13 | スピリチュアリティ・魂の癒し
creative, emotional

絵が気に入って購入したカード、この季節に似合う感じがしてしばらく机の上に飾っていた。海外のタロットカードの装丁はけっこう立派なものが多く、開けるのもふた手間ぐらいある(笑)

今朝引いたのはdaughter of cup. 子供の白鳥が描かれている。

まだ幼い彼女は周囲の水の影響を受けやすい。しかし、そこからさまざまな創造的な力もやってくる。感情やアストラル的なものを表現しているといえます。今朝の瞑想会では、アストラル的なものを見つめてみた。自覚していないを巻き込まれるものであり、気づきを伴うことで、それをクリエイティブなものに変えることができる。

自分の中の残虐性

2020-11-09 | スピリチュアリティ・魂の癒し
アストラルレベル(感情)では恐怖心、憎悪、野心、メンタルレベル(思考)ではプライド、分離、残虐性。これらが乗り越えるべき課題と試練である。(参考:『秘教占星学(上)』より)

蠍座が示す「闘い」は物質界から魂の道に方向転換ができるかどうかの闘い。平穏な天秤座の季節が過ぎて蠍座の季節に入るや否や、鬼滅の刃の話題、アメリカ大統領選挙、そして引き続きの日本での法律を守らない政府との闘いの様相が強く感じられるようになってきた。

私はかねてから気になっていた陰謀論の害悪について考えていた。しかし、米大統領選挙のあとをみると、トランプもそうだが、その陰謀論を唱える人たちも、外から責められたり無視されることで、増々かたくなになっていくところ目の当たりにする。

物事は固くなればなるほど破壊しやすい。トランプの支離滅裂ぶりも、菅首相の支離滅裂ぶりも、内側から勝手に崩壊していく兆しかもしれない。

しかし、手の施しようがないと同情しつつ、そこで、自爆すればいいと、心の中で楽しんでいる自分の残虐性に気づいた。ぞっとする自分の残虐性に。

闇が入り込む扉は、いつでもどこでも開く可能性がある。

固有名詞的な攻撃は意味がなく、どこにでも起こりうるということを肝に銘じておくこと、正義の剣を振りかざした時こそ、自分の背後にも意識を行き届かせること、その重要性に気づいた。

自分ができていなくても、嘘臭くても「愛」は大事ってことを常に頭の片隅に置いておくことが、自分を危険から守ってくれることも実感する。

Photo by Tim Vrtiska
https://www.flickr.com/photos/hiway77/

闇の兄弟たち

2020-11-07 | スピリチュアリティ・魂の癒し
闇の兄弟たちは間違いを犯し、道に迷っているが、それでも兄弟であり、ーーーこのことを常に覚えておきなさいーーー、遥か、非常にはるか遠い地へと迷い込んでしまっているが、依然として唯一なる父の息子たちである。彼らにとって帰り道は非常に遠いが、進化の慈悲が遠い未来の周期において必ずや彼らに期間の道を辿らせるであろう。
闇の兄弟たちは人類との一体性を認めず、人々を自身の目的を進展させるために利用すべきものとしてしか見ない。これは故意もしくは知らぬ間に利用されている人々にも小さな程度で見られる特徴である。
恐怖心が虚弱状態を引き起こし、虚弱状態が崩壊を引き起こす。つまり、弱いところが裂けて、亀裂が生じ、その亀裂から悪のフォースが侵入するのである。侵入の要因は人間自身が抱く恐怖心であり、人間がこのようにして扉を開けてしまうのである。
何が起ころうとも、頭は高位領域の日光を浴びることができる。あなた方の足が地上の泥に浸されていても、頭は高位領域の日光を浴びることができる。地上の汚れを認識することは汚れていることを意味しない。
常識の効能を評価し、この常識を当面の問題に適用すること。睡眠を十分にとり、内的な平静を達成しなさい。肉体を疲れ果てさせるようなことはせずに、できるだけいつでも楽にしておきなさい。リラックスすることで調整され、それにより後の緊張が未然に防がれるのである。

(『秘教瞑想に関する手紙』アリス・ベイリー著より)
*一部を抜粋しています。

Photo by bfatphoto
https://www.flickr.com/photos/bigfai/

秘教瞑想と平和についての考察

2020-09-27 | スピリチュアリティ・魂の癒し
4月からほぼ毎日、瞑想会をオンラインでやっています。
(月火はお休み)

毎回、その日の参加者や雰囲気で瞑想の傾向性を変えてみています。基本は、リラックスと自分自身の感情や思考をクリアにする練習です。時々、ヒーリングに近い瞑想もおこなっています。

今日は、秘教の中ではスタンダードな瞑想を行いました。秘教の瞑想は、基本的にグループ瞑想です。自分の中を整えるのは、魂のエネルギーにしっかりとつながり、グループの意識につながってくための準備にすぎません。

今日の瞑想の中では、グループでつながり高次からのエネルギーを降ろしてくることや、降りてきたものを、現実化していくためのビジュアライズをしたりすることをやりました。

平和について考え、自分が人類に貢献できる自分のもつ資質について、具体的にイメージすることもしました。いつも、自分を整えるアラインメントのところに時間をかけているので、30分の間にこれをやるのは盛りだくさんと感じるかもしれません。

まあ、でも練習ですからね。ちょっとづつステップアップ。今日は「平和」という言葉について熟考するプロセスを入れました。

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「平和」についての考察

人類は平和を望みつつ、なかなか争いが絶えません。なぜ争う必要があるのでしょうか。ひとつには、こういうマインドがあるのではと思いました。

自分と同じようなことをしている人や、自分と同じものを欲しがっている人がいると、負けじと競争し、奪い合う。

でも、自分と他の人は全く同じなのでしょうか?争い、奪い合う必要はあるのでしょうか?自分の持つ特性を生かして、協同することはできないのでしょうか?

ここで一つ、考える必要のあることは、人間はどちら方向を向いて、生きていくのだろうか、ということです。

私たちが向いている方向は、「意識の進化」方向です。より広く深く起きていることを理解することです。もちろん、自分以外の他者を理解することです。人間以外のいのちについても、理解することです。

そうして徐々に理解を広げていくことで、自分であるものが、広がっていくともいえるし、バラバラだと思っていたものの間に、つながりが生まれていきます。

進化とは意識が拡大していくことであり、最終的にはすべてがつながっていることを理解し、宇宙を創造した神の意図をも理解していく。

そのプロセスの中の小さなステップとして、自分を整え、自分の資質を持って他者や世界に貢献する人となり、地球物質世界にて、そこそこ収入を得て必要なものを得て、生きていくことができるようになる。

これは単なる小さな目標ですが、今、多くの人が達成しようとしているステップです。

そこに、「自分だけ良ければいい」という利己的意識しかないと、小さな争いがあちらこちらで起きて、平和と違う方向に向いていきます。



そうではなく、「この世界全体から見て、自分はどういう位置づけにあるか?」「大きなパズルのピースとして、私やあなたはどこを担っていくのか?そしてどのような絵をみんなで描こうとしているのか?」フォーカスすべき点は、そこにあります。

自分の中に、ちょっとした争いや分断を招く気持ちがむくっと頭をもたげた時に、それを思い出して、気持ちを方向転換させます。それこそが、自分のみならず、人や世界への貢献となります。

自分は何なのか、そしてどこに位置付けられているのか?それがわからず、迷子になっているだけなのだということ、心にとめておきたいものです。

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今朝の瞑想の中では、さらに、自分が自分の特質をもって、何をシェアできるのかということにフォーカスする時間もありました。

そのシェアは長くなるので、また別の機会にしたいのですが、ひとりひとりが自分のありように気づくことを助けることは、自分がずっと目指してきたことであるなと、あらためて気づきました。個人セッションなどによるサポートがもっとてきたらと思いました。

また、ひとりひとりが自分に気づき、同時にグループとしてのパズルが出来上がるこの瞑想は、今の私たちにとても必要で、これを通して、ひとりひとりが自分の資質に気づくサポートも続けていきたいと思いました。

2020年9月27日