数学 TOY BOX ~数学から数楽へ~

数学の世界の入り口になれば幸いです。

数学ガール 下 (コミック)であります。

2011-10-02 00:48:10 | 数楽漫画
上下巻なので離してもアレと思ったので今日は下の方の紹介でも。

題名:数学ガール
原作:結城浩
作画:日坂水柯

数学ガールのコミック版の下巻です。
【数学を通じて「わからない」と向き合ってる、でも時々どうしようもなく途方に暮れる。】
この感情は数学をやってる人は100%同意出来ると思います。
そのどうしようもなさを上手く表現されてます!

相加相乗平均への旅路、母関数の国への歩き方。
キャラクター達のやりとりと共に分かりやすくかつテンポ良く頭に入ってきました。
教わると共に、教える側の気持ちも感じる事が出来る。
自分の数学の把握力に応じてどのキャラに感情移入するか変えられるのも面白いです。

最大の山場はフィボナッチ数列100項目は!? というもの。
テトラちゃんの頑張りのページにはくらいましたw
やっぱこういう力もいりますよね数学には…忘れてたあの熱を思い出させてくれましたあのページ!
ていうか一般項出してもn=100入れて計算するの とんでもないですけどね…いや100回足すよりは楽かもしれませんけども(((

最後の【世界に素数が2つなら】の説明が詰め込みすぎな感じで少し残念でしたかね?
まぁ上下巻で上手い事まとまってますし、原作の雰囲気も十分出せた作品です。
フェルマーの最終定理、ゲーデルの不完全性定理も漫画化されてますけど、日坂さんの絵が一番あってると自分は思いますw
勿論それぞれに魅力ありますけどね!w

数学ガール 小説、漫画共々買って損無しですよ!
同人誌や音楽等々二次創作も続々出ていますので要チェック! です!w