エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

六本木ヒルズ屋上庭園の田植え

2007年05月16日 19時56分26秒 | エ・ビ・スの森
今年も田植えの季節ですね。
先日、安土に『信長の館』を見に行った時も、
田植えをおこなっていました。
都会に住んでいるとこういう季節感が感じられないさびしさがあります。
そんな方のためにってことじゃないんでしょうが、
六本木ヒルズのけやき坂コンプレックス屋上で田植えがおこなわれます。
今年で5回目。風物詩になってきたようです。

主催しているのは、森ビル株式会社。
六本木ヒルズのほぼ中央にあるけやき坂コンプレックス屋上。
地上45メートルにある水田です。
今年は5月19日(土)開催。
参加者はヒルズに住んでる人か勤めている人。
参加は無料で、子供達をはじめ、
伊勢の伝統的な田植え衣装を着てみんなで田植えをします。
今回は伊勢神宮の御神田で発見された新品種「イセヒカリ」と「もち米」を植えるそうです。



屋上庭園は、温暖化対策というよりは、
公園としての機能のほうを先にイメージしてしまいます。
リラックス効果やリフレッシュ効果、景観向上効果が主目的と感じてしまします。
六本木ヒルズのように水田とか菜園とか柿の木などを植えるのはめすらしい。
それにしても、屋上に土を乗せるだけで、
建物にかかる重量は相当なもの。
それを、水田とは。

六本木ヒルズには、「グリーンマスダンパー」というシステムが使われています。
よく地震対策用に使われる巨大なゴムの土台。
通常はビルの基礎に使われるのですが、
六本木ヒルズのものは屋上庭園の直下にあります。
相当な重量に耐えられるのはもちろん、
もし地震になったら、屋上庭園が揺れるのです。
ビルの上が揺れることによって、ビル全体の揺れをなくす。
「高い安全性と本格的な屋上緑化の両面を実現し、
 都市環境の新たな方向性を提案しています。」
というのがウリ。

都会の屋上は、温暖化によって地上より暑くなります。
結果として稲はよく育つ。
二期作も可能だそうで、水田には適しているようです。
それでも温暖化も役に立つとは、言ってはいけません。

ところで、日本一地価の高い場所にある「田んぼ」に
ヒルズ族は参加するのか?


「環境」人気ブログランキングはコチラ

banner_02[1].gif


にほんブログ村 環境ブログへ

にほんブログ村 環境ブログへ

by エ・ビ・ス


最新の画像もっと見る

コメントを投稿