今日のえびの高原は午後から雨が降りだしました。
韓国岳は雲の中です。
16:00の気温は10℃(駐車場調べ)。ひんやりしています。
今日の新燃岳情報です。
【新燃岳上空の風向き】
実況(3:00)南東8m
予測(9:00)南13m
(12:00)南12m
(15:00)南16m
(18:00)南西17m
【昨日(24日)の火山性地震の回数
火山性地震 6回
火山性微動 0回
【火山の状態(山体のふくらみ)】
大きな変化なし
【最近起こった噴火】
平成23年9月7日6:00
さて、今日はえびの高原自主防災連携組織の避難訓練と総会、勉強会がおこなわれました。
避難訓練は今回が4回目でした。
今回は駐車場職員が新燃岳の噴火を発見したと想定し、えびのエコミュージアムセンターへ連絡します。
センターから自主防災連携組織へ連絡し、気象台への確認と関係機関への連絡を行います。
えびの高原内の施設は一斉に館内外へ緊急放送を実施し、野外にいる方を屋内へ誘導します。
いろいろ課題は見つかりましたが、GWを前に初動体制を確認することができました。
学習会では鹿児島大学大学院理工学研究科の井村准教授が避難訓練についての講評と
新燃岳の現状について講義をしてくださいました。
まだまだ不足の点はあるものの、住民がいないえびの高原で観光客と従業員の安全を守るための
自主防災連携組織の取組について、一定の評価と励ましのお言葉を頂き、うれしく思いました。
えびの高原は平成23年1月26日のような噴火が起きても、比較的影響は少なく、火砕流などが
起きる可能性は低いと思われるが、風に乗って飛来する小さな噴石には注意が必要とのことでした。
新燃岳は表面上は落ち着いて見え小康状態にありますが、地下では火山性地震が頻発しており
まだまだ予断を許さない状態だということです。
新燃岳にたまっている溶岩の内部はまだ高温の状態を保っており、噴火を繰り返す可能性はあるとのことです。
また、えびの高原のえびの岳の地下9㎞あたりにマグマだまりがあって、もしかすると10年後やそれより先には
えびの高原は噴気が活発になったり、水蒸気爆発が起きたりする可能性もあるとのことです。
こういうと怖いことばかり書くようですが、このような科学的な観測の情報や、
それに基づく規制の状況等の情報を適切に提供し、その上で各自が自己の行動に責任をもって
野外活動を楽しむことが、国際的にはリスクマネジメントの考え方となってきているとのことでした。
それにしても、マグマだまりが自分の足元にあるなんて、なんだかわくわくしますね!?
井村先生の研究室の学生さんたちも来てくださり、いろいろお話をさせて頂きました。
エコミュージアムの自然体験プログラム作りやこれからの進め方についてアドバイスをたくさんいただきました。
今後ともよろしくお願いいたします(Y)
韓国岳は雲の中です。
16:00の気温は10℃(駐車場調べ)。ひんやりしています。
今日の新燃岳情報です。
【新燃岳上空の風向き】
実況(3:00)南東8m
予測(9:00)南13m
(12:00)南12m
(15:00)南16m
(18:00)南西17m
【昨日(24日)の火山性地震の回数
火山性地震 6回
火山性微動 0回
【火山の状態(山体のふくらみ)】
大きな変化なし
【最近起こった噴火】
平成23年9月7日6:00
さて、今日はえびの高原自主防災連携組織の避難訓練と総会、勉強会がおこなわれました。
避難訓練は今回が4回目でした。
今回は駐車場職員が新燃岳の噴火を発見したと想定し、えびのエコミュージアムセンターへ連絡します。
センターから自主防災連携組織へ連絡し、気象台への確認と関係機関への連絡を行います。
えびの高原内の施設は一斉に館内外へ緊急放送を実施し、野外にいる方を屋内へ誘導します。
いろいろ課題は見つかりましたが、GWを前に初動体制を確認することができました。
学習会では鹿児島大学大学院理工学研究科の井村准教授が避難訓練についての講評と
新燃岳の現状について講義をしてくださいました。
まだまだ不足の点はあるものの、住民がいないえびの高原で観光客と従業員の安全を守るための
自主防災連携組織の取組について、一定の評価と励ましのお言葉を頂き、うれしく思いました。
えびの高原は平成23年1月26日のような噴火が起きても、比較的影響は少なく、火砕流などが
起きる可能性は低いと思われるが、風に乗って飛来する小さな噴石には注意が必要とのことでした。
新燃岳は表面上は落ち着いて見え小康状態にありますが、地下では火山性地震が頻発しており
まだまだ予断を許さない状態だということです。
新燃岳にたまっている溶岩の内部はまだ高温の状態を保っており、噴火を繰り返す可能性はあるとのことです。
また、えびの高原のえびの岳の地下9㎞あたりにマグマだまりがあって、もしかすると10年後やそれより先には
えびの高原は噴気が活発になったり、水蒸気爆発が起きたりする可能性もあるとのことです。
こういうと怖いことばかり書くようですが、このような科学的な観測の情報や、
それに基づく規制の状況等の情報を適切に提供し、その上で各自が自己の行動に責任をもって
野外活動を楽しむことが、国際的にはリスクマネジメントの考え方となってきているとのことでした。
それにしても、マグマだまりが自分の足元にあるなんて、なんだかわくわくしますね!?
井村先生の研究室の学生さんたちも来てくださり、いろいろお話をさせて頂きました。
エコミュージアムの自然体験プログラム作りやこれからの進め方についてアドバイスをたくさんいただきました。
今後ともよろしくお願いいたします(Y)