震災から五か月。
一日の長さは変わらない。
お盆もやってきた。
我が家のお墓ではないが、身内のお墓が石巻市立門脇小学校横にあるのでお参りに。
ただの火災でさえ悲劇的なのに、地震・津波・火災と三重の悲劇を受け、本来夏休みで子供達の歓声があるはずの門脇小学校のプール。
今は無人。
墓地には
未だに瓦礫。
墓地から見た南浜町は無人。
それでも、やはりお盆。
お墓参りにやってくる。
震災後初めて来たのか、かなりやりきれない気持ちの人がいたり、がっくりと肩を落とす人がいたりするが、会う人どおし会釈仕合、いつものお盆の風景を思わせる。
感情を押し殺しているのがわかる。
灼熱地獄で割れた墓石が一面にあるが、写真は撮れない。
墓参りの人達は、紙一重で残った御先祖様の墓石にお花と線香をあげる。
被災地は津波とは関係なく、地震で墓地が訳解らなくなったところばかり。
ここの正面には、小さな履物屋さんがあったのにとか、その下には俗にいう学校屋さんという文房具を扱うお店や、お墓参りの人達が寄る和菓子屋(茶巾やがんづきが名物)があったな~。
数千人がいたのに、今は無人。
お盆だけに、余計に悲しい。