エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

出発、リベンジ・・・?

2012年03月20日 | 日記
3連休悪天・・・ガマン出来ずに・・・
(夫婦行動だから成せる技・・?)

【3/20(火)】  3連休の最終日・・・

★ 予報のままに・・・

 どこもかしこも雪、雪、吹雪・・・

そんな中で晴れマークは帯広・釧路方面だけだった・・・

ならばそちらの山へ・・・と、くり出すエバ夫婦、もうガマンは出来ません。

目指すは1月のリベンジ  「久山岳」・・・


昨夜の雪は、新夕張で15cmほど・・・

すでに除雪も終えて道路はテカテカ状態

スピード控えめにゆっくりと日勝峠に向かう

行き交う車は疎らだが天候は予報とは違っている・・

風も強くて期待は薄くなる

日勝ピークを越えて十勝側に降りても天気は変わらず

でも青空もチラホラ・・・

目指す久山岳もチラホラ見ながら登山口へ


★ シール忘れた・・・

 前回とは違う登山口へ到着

天気は良くないが、折角だから行ける所まで・・・と車を降りようとしたエバ

その時、隣のチーヤンが悲鳴を上げた!


「シール忘れた!!」

・・・終了。


・・・平謝りのチーヤンだったが、こんな事象はお互い様。

過去にはエバも同じ事があったし・・・     すぐに退散。


★ 偵察・・・

 もう一つのリベンジ計画で然別湖周辺の未踏峰「石山」を思い出す。

このまま帰宅するのも正直悔しいし、勿体無いので次回のための偵察として然別湖へ向かった。

石山(1439m)は、然別湖の北奥に位置する山で遠望山と尾根続きだが前回(2007.1)の山行では

遠望山を最短と思った南尾根から取付き、実は痩せた岩峰群の急登で難儀、スキーを履きながら岩登り

をした記憶は忘れない。ようやく頂上は踏んだが疲労困憊気味で時間も気になりすぐ目の前の石山を諦

めて下山してしまったのは今になって悔しいと反省する。

あの日は快晴無風の最高の山行日だったのに・・・



然別温泉から糠平湖へ抜ける「鹿追糠平線」のゲート、冬期間は通行止めとなる。

★ 観光へ・・・

 取りあえずゲートは4月27日まで閉鎖されることが分かった。
道路上の積雪は昨日から降った新雪のみで除雪はされているようだ。あとは自分たちがいつ行動を起こ
すかを決めればいい話である。


 多くは語らないが、然別湖温泉はエバ夫婦にとって30数年来関わりのある思い出の場所だ。
2007年当初、何故か然別湖周辺の未踏峰に取付き「ナイタイ山」を始め、「南ぺトウトル山」「ぺトウトル
山」「北ぺトウトル山」そして「遠望山」と一気にピークを落とした年だった・・・。


観光へ・・・

 然別湖の冬は完全に湖は凍結し厚い氷に閉ざされる。
それを利用して氷上の村「然別湖コタン」を作り氷上で露天風呂はあまりにも有名である。
私たちもコタン村発祥から訪れては温泉に入る事を楽しみにしていた。

今年は3月末までこのイベントが開催されていて名物「氷上の露天風呂」もまだ入れるとの事だったので
迷わず入る事にする。観光客の姿はほとんど無く村の侵入者は私たちだけだ。

まして吹雪の然別湖・・・
毎度見ているアイスのハウスたちは来る度に進化しているようだ・・。



温泉街からコタンの入口にある氷の案内板・・・


このアイスハウスの中に「アイスバー」や「イベントステージ」などがある


山女・・・吹雪もへっちゃらさ! (チーヤンの右手の上にあるのが氷上露天風呂のハウス)


氷上露天風呂の入口・・中に男女別の脱衣室がある


これが氷上の露天風呂です。 気持ち良い・・・!


氷の塀を乗り越えてチーヤンを写す・・・


最後にツーショット・・・満足、満足。

氷上のアイスハウス・・・


氷上のアイスハウスは宿泊も出来るベットもテーブルも全部氷です・・


コタンから振り返る然別湖温泉・・・


アイスバー・・へ。 エバ今日は酒が飲めないのが残念・・・。


メインのアイスバーカウンター・・・


氷のアート・・・


アイスバーのアイスのシャンディリア・・・


綺麗に陳列されたバーカウンターの中・・・


エゾシカとウサギ


広いステージ、ここで色々なコンサートが行われています・・

★ 納得・・・

 すっかり観光と温泉で満足し然別湖を後にする・・・

しかし、吹雪模様は止まずに悪化して行く。時折地吹雪がひどくトラックとすれ違うと視界が無くなり怖い
思いもしばしば・・・だった。

見渡す山々の姿はどこにも無い、何も見えない風景だ。

現在の時刻は11時過ぎ・・・仮に予定通り久山岳に向かっていてもこの吹雪では前進不可能・・・

「シールを忘れて良かったね・・」と納得の観光でした。

帰路、清水町の老舗「目分料」でそばを食べて、吹雪の日勝峠へ

峠ピークの駐車帯に3台の車があった・・・この吹雪の中誰か登っているのかな?・・と心配しつつ

帰宅する。

山は、また来ればいっしょ・・・の3連休でした。