エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

展望とスキーの山・・・音江山 (795.6m)

2012年03月05日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
石狩平野の展望とスキーの山・・・音江山 (795.6m)

■ 山 行 日   2012年03月04日(日)   日帰り
■ ル ー ト    沖里河温泉~北尾根ルート
■ メン バ ー   
アッチャン、yomogi、堀Eさん、エバ
■ 登 山 形 態  山スキー
■ 地 形 図   1/25000地形図  「石狩深川」「イルムケップ山」


■ コースタイム  登り 2時間12分  下り 40分

<登り>
採石場入口(駐車地) 9:45----------登山口 10:10~15--------C380付近 10:30-----
C660尾根上 11:30------音江山 11:57
<下り>
音江山 12:20-------東斜面沢付近(昼食) 12:35~13:45--------登山口 13:00---------
採石場(駐車地) 13:10


★ 北海道 雪山ガイドに掲載・・・
 石狩平野の展望と山スキーを存分に楽しめる山として地元深川、旭川周辺の愛好者は多く日曜日とも
なれば大勢で賑わうメジャーな山らしい。

 北海道新聞社出版の「北海道雪山ガイド」---北海道の山メーリングリスト編集P154でも紹介されてい
るので参考にしてほしいが、今回初めての山として登るチャンスを得て出発する。
同行者というより私自身がゲスト的参加要素が強くアッシー役として同行、気の知れた仲間との山行は
いつでも楽しいものだ。



※GPSトラックは「YOSHIOさんの北海道山情報」ホームページからお借りし一部編集しています

★ 夢中・・・
 高速道路を利用して深川インターで降りる所をつい話に「夢中」になり出口を通り過ぎて気が付く。
止む負えず次の旭川鷹栖インターまで25キロも走り一般道に降りるというハプニングがあった。

ロスタイムおよそ40分である。

更に一般道から登山口に向かう時も右折する道を通り過ぎるミスもありロスタイムは増延する。
せっかく高速道路を利用して早く山に登ろうとした思惑はすべてチャラになってしまった。



音江町音江の町道から望む「音江山」

★ 先行者・・・
 登山口は、深川市音江町の待合川沿いの道路から高速道をくぐってすぐの採石場が最終除雪地点で
ある。
採石場事務所と除雪された広い駐車地があるが平日であれば事務所の指示、許可を得て駐車する。

9:22 最終除雪地到着
到着すると先着していた地元ナンバーの車1台があり山スキーを出して出発準備をしていた。
隣に車を止めて挨拶をすると私たちと同じ「音江山」まで行くらしい。
本日の一番手で私たちの「先行者」になってくれそう・・・


9:45 出発
駐車地から除雪されていない林道を待合川沿いに出発する。林道は約2キロあり平坦で歩き易いが深い
新雪ならそれなりのアルバイトとなるかも知れない。幸い新雪は足首程度、先行者のトレースをしっかり
利用して順調に歩き始める。(雪がパラツキ視界は悪い・・・)



歩き始めた林道・・・

10:10~15 登山口
音江山には夏道があり「沖里河温泉」が登山口となる。しかし、現在温泉は休業中のため林道の除雪は
採石場までと言う訳だ。
ここから最初は夏道上に登りC529剣山の北尾根を目指す。標高約380m付近の尾根上から登山道を
外れ標高を維持しながらオキリカップ川支流川を渡渉してから音江山の東斜面を登って北尾根を目指し
頂上へのルートとなる。



夏道の登山口 (案内標識がある)

★ ルート判断・・・
 もし、先行者のトレースも無く初めてこの山に登るときGPSを持たないエバは慎重なルート選びに悩む
かも知れない。と言うのは、剣山の北尾根から登山道を外れて樹林帯ばかりの斜面をオキリカップ川支
流川に沿うよう様に標高を保ち、渡渉してからも急な東斜面をどのようにルート取りするか・・・で、登行時
間に差が付くように思った。

今回、最初から先行者のトレースを頼りにただ登るだけだったので楽をさせて頂いたが、そのルートを辿
りながらふとこの山の難しさも感じ取った。標高も低いし距離もそう長くはないが、侮れない山でもある。

先行者のルートは、400m付近でオキリカップ川を渡渉した後北尾根のC636付近に向けてほぼ直登
気味に登っていた。結構な急斜度の斜面もジグを切らずに登っていたのでトレースから外れてついジグ
を切らざる負えない場所もあった。我が庭をいつものように登っている力強いトレースに圧倒されながらも
ありがたき導きである。



樹林帯の中を辿る堀Eさん・・・


陽が差し始めた尾根上も間もなく頂上だ・・・


頂上への最後の登り・・・ここまで登ると疎林帯となる

★ yomogiさんのバースディー・・・
11:57 音江山 頂上
尾根に上がってから約30分で頂上に着く。
先行者の二人はすでに下山していてその後も姿を見る事は一度も無かった。
メジャーな山と聞くも貸切の頂上に立つ。全員で握手して登頂を喜ぶも期待の大展望は望めなかった。

この日は、同行のyomogiさんの誕生日と聞いていたのでバースディーカードを作って来た。

そのアップ写真が下である・・。

この山の発案者であり誕生日の初登頂も記念だと思う。改めて「誕生日おめでとう!!」

何歳・・・かは、聞きませんでした。(笑)






★ 大滑降満喫・・・
 楽しみの一つ大滑降のオープンバーンを求めて偵察する。
頂上から直の北斜面は雪庇もあって降りられないので、少し北側に戻ってから北斜面を降りた。

標高差では約200mでパウダー、疎林帯のオープンバーンが何箇所かある。斜度もあって上から見下
ろすだけでぞくぞくする斜面だ。

エバが撮影のため先行して下降する。途中で止まりたくないほど気持ちの良いバーンだった。

まずは3人の滑りを見てほしい・・・。



リーダーのアッチャン


エバとは初対面の自称スキーヤーを名乗る堀Eさんはさすがです。




誕生日のyomogiさんも楽しそう・・・

★ パーティー・・・(誕生会)
12:35~13:45 誕生会
当初は、山頂でyomogiさんの誕生会をやろうと思ったが、風が少しあって雪もパラついていたのでまずは
スキーを楽しんでから風の無い所でやろうという事になる。
存分に北斜面を楽しむもまだ正直物足りない感はあった。でもそれ以上にみんなお腹が空いていたので
大休憩とし沢の近くにツエルトを張ってパーティーを開催。

メインは「ジンギスカン」である。

ノンアルコールビールでバースディーコール。汗を掻いた体には最高のご馳走だった・・・が、次第に体は
冷えて来て暖かいものがほしくなる。南幌名物ジンギスカンはアッという間に完食。各自の行動食と合わ
せて食べ楽しくも少し寒いパーティーは終了する。

お腹も膨れて力も付いたが、ここを登り返してもう一度バーンを楽しむ・・・メンバーは誰も居なかった。

上を見上げて「楽しかったぁ~」とため息をつく・・・。

下りは早く休憩したテン場から登山口まではほとんど登り返しも無く僅かに15分で着いた。

2キロの林道もスキーを滑らせ約7分で駐車地に着く。休憩時間を除くと下りは約40分だった。


★ 温泉・・・

帰路の温泉は、登山口に近い「まあぶオートキャンプ場」の近くにある「アグリ工房まあぶ・イルムの湯」で
汗を流す。 大きなロスタイム事件がありましたが、今日も楽しい山行でした。ありがとうございました。

少し遠方ではありますが、スキーの楽しさを考えると毎年一度は来たくなる山だと思います。

是非来シーズンはチーヤンも・・・。