校長講話
校長先生から皆さんに質問します。
全ての人に平等に与えられているものは何でしょうか?
それは「時間」です。イギリスでも、アメリカでも、フランスでも、大人でも、子どもでも、赤ちゃんでも、もちろん小学生でも1日は24時間と決まっています。どんなお金持ちでも、1日に24時間以上の時間を手に入れることはできません。
今日は時間について考えてみましょう。
1日は24時間と限られていますので、だらだらと過ごすとせっかくの時間を無駄に過ごすことになります。勉強でも遊びでも掃除でも、集中して真剣に取り組めば、時間は意外に長くて役立つものです。この24時間をどのように過ごすのか、私たち、一人一人に任されているのです。せっかくの時間ですから、大切に使いたいですね。1日1日の積み重ねが1週間、1ヶ月、1年と積み重なっていきます。自分に与えられた時間を是非大切に使ってください。
さて、今のは「自分の時間」の話でしたが、時間にはもう一つ「みんなの時間」というのがあります。
今、こうして皆さんはここに集まっていますが、校長先生は皆さんの時間を預かってお話をしています。つまり、小学生620名分の時間を校長先生が使っていることになります。先生方の分もありますね。
学校は大勢の人が一緒に時間を使うところです。もし、3分遅刻したら、もし、忘れ物をしたら、先生に注意をされている間、その時間が無駄になります。
2学期から運動会練習が始まります。遅刻して注意されると学級だと約30名分、合同の練習だと620名分の時間を無駄にすることになります。みんなの時間を無駄にする「時間泥棒」にならないでくださいね。
もうすぐ夏休みです。約40日の休みも、終わる頃には早いと感じる事が多いですね。しかも、休みの課題をやっていない人ほど強く感じると思います。休みだからこそ、計画的に今何をやるべきかを考えて過ごしてくださいね。
「時は金なり」ということわざがあります。時間はお金のように大事だよということです。無駄にすることなく楽しく、充実した学校生活を送れるようにしてください。
原稿代筆:大城