平家物語に登場する「祇王」という女性ははたしてーー

実在した人物なのであろうか?
京都は嵯峨野に祇王寺あり。ここに平清盛に寵愛されのちに捨てられた祇王が眠っているとされる。さて夥しい異本を持つ平家物語のうちスタンダード版である覚一本の写本(本物は現存せず)が六冊あり。そのうち高良大社本(写真中)など三冊は祇王の章を欠いている。このことは祇王のストーリーは後々付け加えられたことを、即ち祇王という人物は存在しなかったことを示唆するのでは?
祇王寺HP  http://www.giouji.or.jp/top.html

一方祇王の章の最後に「後白河法皇の長講堂の過去帳にも、「祗王、祗女、ほとけ、とぢらが尊霊(そんりゃう)」と四人一所に入れられけり。あはれなりし事どもなり。」とある。その過去帳なるものは現存するが、江戸時代の作という説があるらしい。
長講堂関連HP http://kakitutei.gozaru.jp/kyoto05nov/4-3.html

 

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コメント
 
 
 
興味深々 (安さん)
2009-02-20 16:47:27
えっ!
そんな説があるのですか?
歴史には虚構があるとは聞いていますが、祇王寺って検証もせずに建立されたことになりますね。
HPに入ると祇王寺は明治時代の建立なので、勢いで建てたということでしょうか。
謎は深まりますね。
 
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