

昨日、虎ノ門での会議研修が終了して品川プリンスシネマで鑑賞しました。原作は時代小説として破格の累計発行部数50万部を越える葉室麟著「蜩ノ記」。2012年第146回直木賞作品であります。主人公は役所広司演じる戸田秋谷。10年後の切腹を命じられ、あと3年後までに藩史の編纂をしなければならない。その監視役として送りこまれたのが岡田准一演じる檀野庄三郎。物語はその檀野が秋谷に対する師弟愛とその夫婦愛、家族愛、庄三郎と秋谷の娘との恋を豊かな農村風景をバックに描いていきます。
脚本監督は、黒澤明監督の〈愛弟子〉小泉堯史。
混迷を深めるこの時代に、すべての日本人に捧げる普遍の「愛」を紡ぐ物語。
ラストの秋谷が切腹のために城に赴くシーンにすべての思いが込められていると思いました。観る者の気持ちをピュアにさせてくる作品です。
衣装担当は黒澤和子さん、協力には、アミューズミュージアムと民族研究家・田中忠三郎氏の名前がありました。
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