「会社の寿命」盛者必衰の理

人間は生まれ落ちた時から死への旅を始める。企業もまた、創業と同時に、いつの日か衰亡の危機に直面する宿命を負わされているのだ。そして、その「いつの日か」は、決して遠い話ではない。（本文より）

あしたの優良企業も夕べには不況に喘ぎ…
企業３０年説を日経ビジネスが「日本のトップ企業百社」を調査して裏付けました。企業は永遠に繁栄を続けられないことを端的に物語っております。「１００年に一度の経済危機」にあって、大手企業や地元の有名企業が倒産したり、吸収合併されたり、まさに波浪風雪状況であります。国税庁の調べによると、新たに設立された法人企業数は、ざっと年間１０万件。だがその一方で年間８万社もが消滅を余儀なくされていると言います。
現在、安定しているものは将来も安定していると、我々は信じてしまいます。だが、どの産業も、隆盛の頂点を極めれば、衰退に向かう宿命は免れません。時代が変われば企業も変わる。新しい波に乗り換えるべく、新しい船出をしなければ、時代に流されてしまいます。脱皮できない蛇は死にます。絶えざる新陳代謝を…。