motoの徒然なるままに…

日々是好日日記

「おれたちはみな農民である」

2023年07月21日 | 日々徒然
「農民芸術概論綱要」は「おれたちはみな農民である ずいぶん忙しく仕事もつらい。もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい」という序論からはじまります。

大正15年に賢治は教職を辞して、晴れた日は鍬を持ち、雨の日や夜はペンを持つ生活に入りました。しかし、この年代の岩手県は、冷害や干ばつに加えて豪雨も襲い凶作の年が続きました。冒頭の「ずいぶん忙しく仕事もつらい」はそうした中での農民の暮らし向きを云っているのでありましょう。

「農民芸術とは宇宙感情」は全くその通りだと思います。農民の芸術品は作物です。その作物は宇宙のめぐりと太陽が主役です。この恩恵に享受しないで命を1秒でも保てる生き物はいない。まさに田んぼや畑は、天の神の美を創る工房であり、農民は神の申し子なのである。それは作物だけではなく、地球上のすべての生き物が、神がつくり給う美術品なのです。難しいことを考えることはありません。「美学は絶えず移動する」は田んぼや畑を観ていれば解かることです。農民芸術の本質は、そう云っているように感じました。
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「農民芸術概論綱要(宮沢賢治)」

2023年07月21日 | 日々徒然
🟩農民芸術概論綱要(宮沢賢治)🟩

序論

……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……

おれたちはみな農民である 
ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 
求道すでに道である👣
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「温故知新」

2023年07月21日 | 日々徒然
温故知新。消えつつある「地域に根差した葬送」を振り返ることが、冠婚葬祭型CCRC「アップルハートヴィレッジ」展開をする上で、関係人口を見据えた地域創生のきっかけになるでしょう💡
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「不易流行」

2023年07月21日 | 日々徒然
⬛️時代が変われば、葬儀も変わる⬛️

死者を弔い送る儀式としての葬送は、宗教や地域のしきたりによってさまざまな形式で行われてきました。近年は、少子高齢化など社会の変化に伴って、葬送の形式の簡略化・画一化が進み、「地域に根差した葬送」は次第に消えようとしています。

「不易流行」変えてはならぬもの、変えていくべきもの…。

「地域に根差した葬送」が消えていくことは時代の流れですが、その中には、地域がどのように死を受け止め、乗り越えてきたかという「歴史」が含まれており、これからの葬送を考えるヒントが隠されています。葬儀は地域の連帯感で営まれておりました🙏
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