
岩崎夏海著【ダイヤモンド社】
ようやく話題の本を読み終えました。著者を勝手に女性、それも女子大生だと思い込んでいたら、野球好きなオッサン(失礼)でビックリしました。それも今をときめく秋元康さんに師事して、放送作家として名が知れてる方です。アイドルグループ「AKB48」のプロデュースにも携わった方です。
本の題名が長くて「もしもクレオパトラの鼻が5センチ短かったら」というIf形の問いかけがインパクトありました。ドラッカ-のことは、聞いており、本も何冊か読んでましたが、肝心の「マネジメント」を読んでいなかったので、純粋に読めて、勉強になりました。
程高野球部のキャプテン二階正義が「あなたは、どんな野球をしてもらいたいですか?」とインタビューを受けて、「ぼくたちは、それを聞きたいのです。ぼくたちは、それをマーケティングしたいのです。なぜなら、ぼくたちは、みんながしてもらいたいと思う野球をしたいからです。ぼくたちは、顧客からスタートしたいのです。顧客が価値ありとし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです」と応えたあたりはちょっと臭い台詞に思えましたが、「野球」を「会社」に置き換えてみるとなるほどと共感しました。ドラッカ-に続いて「もしも」シリーズが続くような気がします。