
今日は「映画の日」です。コロナシネマワールド「悪人」を見に来ました。
深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したことから、一気に注目度を上げた『悪人』を見ました。童顔の妻夫木聡の演技もスゴイです。愛と義の直江兼続どころではない「悪役顔」にはタジタジでした。後半はその険悪か顔も人の顔に戻りホッとしました。
著者は芥川賞作家 吉田修一。吉田自ら「代表作」と語る本作は、発売と同時に各 メディアの絶賛と大きな話題を呼び 第61回毎日出版文化賞 第34回大佛次郎賞をダブル受賞しベストセラーとなりました。ヒューマンドラマです。家族や夫婦のあり方も考えさせられました。
人は善をなさんとして悪をなす…人間はあやふやな存在であります。
[見どころ]
吉田修一の同名小説を映画化したヒューマンドラマ。殺人事件を起こした孤独な男と、彼と共に逃避行に及ぶ女との狂おしい愛を描く「フラガール」の李相日が原作の重厚な世界観をそのままに、人間の善悪をえぐり出す 原作にほれ込んだという妻夫木聡が初めての金髪姿を披露し 心に闇を抱えた哀しき殺人犯を熱演している。長崎をはじめ、北九州ロケが効果的。
[ストーリー]
長崎のさびれた漁村で友人も恋人もなく 祖父母と共に暮らす祐一。一方、佐賀の紳士服量販店に勤める光代は、職場と家を往復するだけの退屈な日々を過ごしていた。ある日、祐一は保険会社のOLを殺害、偶然出会った光代を車に乗せて逃避行に及ぶ。やがて、2人は強くひかれあうが その逃避行は事件関係者の運命を巻きこんでいく…。
(監)李相日
(出)妻夫木聡、深津絵里、岡田将生
【MOVIEウォーカー】