motoの徒然なるままに…

日々是好日日記

都知事選に建築家・黒川紀章出馬表明!

2007年02月22日 | 日々徒然
朝からサプライズであります。
黒川紀章さんを知り興味をもったのが1998年に青森市で開催された「日本文化デザイン会議」に携わったのがきっかけです。黒川さんが提唱したビッグ・イベントでアーティスト日比野克彦さんや画家千住博さんなど、文化人が一堂に青森市に会し「異和感の林檎たち」というテーマで青森県の地域特性を文化人たちのフィルターを通して、発信しました。浅葉克己さんや内田繁さんもまじかに接していただきまして、かなり啓発されました。マリ・クリスティーヌさんはO食品の当時専務だったO氏と意気投合して、しばらくO食品のCMにも出演してました。とにかく、こんな考え方、見方があるものだという多様な価値観を実感できて超ビリ辛の青唐辛子のような刺激になりました。どなたも青森という地域素材を自分なりに調理して感動したのを覚えてます。あのイベントで視野が急に広がりました。その大元ボスが黒川紀章さん。名著「共生の思想」を三回繰り返して読むほど彼の思想に啓発されてます。私の思想的バックボーンになっているバイブルです。たとえば、「今、都市に必要なのは『中間思想』だと考える。例えば江戸時代の街道筋に見られた軒は、私有地でありなが
ら人々が雨宿りかでき、会話の場でもあった。現代においては、公園や、同じ趣味を持つ人同士のコミュニティーなど、不特定の人々が共有する空間を指す。個人や家庭と巨大な都市との間にある領域が都市を人間らしいものとする。『21世紀は複合的な機能を持った都市の時代。都市と都市との交流が国境を越える』」と述べている。
都市そのものが、異なる宗教、文化を持った人同士の交流の場として中間領域の役割を期待されるようになる。そして、異文化の融合は、新たな文化を創造し、発信することにつながる。これは1950年代から唱えてきた『共生の思想』そのものだ」(著書『都市革命』より)

72歳と少し熟熟年ですが、日野原重明先生よりは20数年若いですから、まだいけます。なんと言っても奥様の若尾文子様は見目麗しい方であります。
疲弊激しい石原慎太郎都政をただして、日本の都市として、世界に情報発信できる人にはぴったりな候補者です。
青森県立保健大学を設計したことは、意外と知られてません。闘う建築家・安藤忠雄氏と共生する建築家・黒川紀章氏の価値観は明確であります。異質なものを排除するのではなくて許容するという人間と自然の共生を説くお二人の思想に共感を覚える一人であります。
コメント
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